偶然出会ってデビューしたんだけど10

・ ページ18

『社さんもう１回！もう１回！』

社「はいはいw」

葛「だぁから！コンボ繋げんだって！」

『やってんじゃん！』

笹「あったっとらんから意味無いw」

叶「ボタン適当に押しとるだけやんw」

社「オラオラオラァ！！」

『んなぁあああ！！……もぅ、嫌やぁ！』

叶「あぁ、よしよし。社さん、手加減してあげてくださいよ。龍ちゃん初心者ですよ？」

社「いやぁ、すまんすまん」

笹「いや、かなかなに抱きついとることツッコめや！」

葛「やしきずハンデ。弱パンのみ」

社「しょうがねぇな」

『絶対勝つ！』

葛「頑張れ〜」



シェ〈ということで、社さんが使える攻撃は弱パンのみ。さぁ、龍ちゃんは今度こそ勝てるんでしょうか？それにしても、悔しくて抱きついて、頭撫でてもらうなんて、てぇてぇですねぇ〉



社「龍ちゃんそこで投げ技できるからやってごらん」

『投げ？』

葛「こうな」

『あ、おけ』

社「本番行くぞ？」

『かかってこい！』

笹「その自信はどこから出てくんの？」

叶「頑張れ〜」

『待って社さん待って！』

社「いやいや、俺弱パンしかしてないって」

『なん、この、昇竜拳出やんくなったって！どこいった昇竜拳！！』

葛「バーZに動かしてパンチだって」

『なんか違うのでた！』

叶「波動拳ねw」

社「あ、やばい」

『ここだぁー！！』

葛「ナイスナイスナイス！！」

『あれあれぇ？社さ〜ん？』

葛「社さ〜ん？」

社「うぜぇw俺ハンデ付きだぞ、いいのかそれでw」

叶「龍ちゃんナイス〜、よう勝ったねぇ」

『うぇ〜い、社さんに勝った〜』

笹「なんやこいつら、龍に甘々すぎるやろ」



シェ〈ハンデ付きでも、勝ちは勝ちですよ、社さん〉

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す