蕩ける甘い日々【文スト】

#15　貴方によって　【太宰治】 ページ19

何か思いついてしまったやつ。
そして駄作者は今日同じ曲をずーーーっとリピしてました(笑)
「掻き鳴らすエレクトリックギターはドスト!ドスト!」(元はドントストップ!ドントストップ!)って云うめっさどんでもいい空耳が聞こえてきたりしました←
ドストさんがギター弾いてる様子想像しちまったよ!!いけめそだなぁ!!!←
……何の曲か判る人居ますかね…?
*事後です。


「…腰痛い」
小鳥の可愛らしい声で目を覚ます。が、体調は頗る悪い。
…全ては私の隣に居る半裸の包帯野郎の所為なのだが。

『ん、御早うA。善く眠れたかい?』
「どの口が云ってんだお前の所為で善く眠れなかったわ」
『私とのあんなことやこんなことを思い出して?』
「違う」
私はAの可愛い声や姿を思い出して眠れなかったけどなー♪と、笑い乍ら云う治の目を潰したくなった衝動は抑える事にする。

『……ねぇ、未だ寝てようよ。あったかいよ?』
こっそり布団から抜け出そうとしていたのがバレて治の胸に顔を埋める形になる。昨晩の行為で取れかかっている包帯の薬品臭と治の匂いが混ざった薫りに包まれ、何処か落ち着く様な気がした。

『A、面白い話とか無い?』
「私の事を何だと思ってるんだ。………そうだ。私、前に治が好きそうなの見たんだよねぇ」
『何何、君が私と心中してくれるの!?』
「阿呆か。………えっと、人が一番気持ち善い時は死ぬ時、って云うのをテレビで見たんだけど」
『其れは面白そうな話題だね!』
瞳をキラキラと輝かせる治が可愛らしい幼稚園児に見え、腕を回している背中を撫でてやった。

「……“一番気持ち善い”ってどれだけ気持ち善いのかなぁって。きっと死ぬまで判らないんだろうね」
私が素直に思った事を口に出すと、治はむすっとした表情になり、私に馬乗りしている状態になった。

「…え、治…?如何した」
『………私とヤってる時が気持ち善くないって云いたいの?』
「えぇ!?否、別にそう云う訳じゃ」
『じゃあちゃんと云って。治のヤってる方が気持ち善いって』


***************
続きます!

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