よんじゅうわ。 ページ42
Aside
私は抱き締められていた。
私が今覚えているのは兄ちゃんの事だけで、
音駒の人達のことは思い出せていない。
今の私からすると初対面。
けどｰｰｰ、
どこか安心する。
(あ...誰か、頭撫でてくれてる人もいる...？)
意識がスっと抜けていった。
(.....ここは...？)
目を覚ました私がいた場所は、白い部屋の中。
(ここ...兄ちゃんの事思い出した時にいた場所だ。)
以前は気付かなかったが、私が見ていたのは大きなテレビだった。
今は何も映ってはおらず、砂嵐のまま。
(...また、何か思い出すのかな。)
私はあの時の...自分の家族を思い出した時のことが頭に浮かんだ。
...辛かった。
私にとって、思い出したくない記憶でもあった。
(でも...兄ちゃんのことは思い出せたし...！！
結果オーライかな...！)
そう自分に言い聞かせる。
その時、テレビに何かが映った。
見覚えのある場所。
家から｢中学校｣までの通学路が映っている。
少しの間見ていると、制服を着ている女子中学生がその道を通ろうとしていた。
(これは.....！？)
その女子中学生は、
ｰｰｰ中学時代の私だった。
(私が中学生の時の...記憶？)
そう思っていると、画面の自分の足が止まった。
《え...なんです、か？》
(なんか...話してる？...誰と？)
すると画面の端から男の人2人が出てきた。
ヤンキーっぽくて、チャラそうな人達だった。
男1《俺らと一緒に遊びに行かねぇ？》
男2《怖くねぇから！なぁ？》
明らかにヤバそうだ。
《いえ...帰らないといけないので...》
画面の私は断っている。
だが男達は引く気配なし。
男1《え〜そんなのいいじゃん？？》
男2《俺らと居た方が楽しいよー？ほら、》
と言い腕を掴まれ、連れていかれそうになったその時。
《おい》
低い声が画面の向こうから聞こえた。
《何してんだよお前ら。》
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オフトゥン - いつの間にか目の前が霞んでました...とても面白かったです！ (2020年5月7日 19時) (
レス) id: 1ed80ac0bf (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - hikariさん» ごめんなさい！修正しておきます。報告していただき、ありがとうございました！ (2019年10月28日 17時) (レス) id: 40a00401ba (このIDを非表示/違反報告)
hikari(プロフ) - さんじゅうよんわの木兎さんの(名前)ではなく、名前ってなってます。 (2019年10月28日 9時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - まっつんエロい@紀和さん» はい！学生です〜！！応援ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます！！ (2019年10月23日 17時) (レス) id: 40a00401ba (このIDを非表示/違反報告)
まっつんエロい@紀和(プロフ) - 作者さんは学生さんですか？学生さんでしたら大変ですけど頑張って下さい！ (2019年10月22日 21時) (レス) id: 8195451271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごミルク | 作成日時：2019年9月9日 19時
