死後、第２ステージは横浜で。

死後のレポート１０ ページ10

ぴぎゃああああああ
そうだそうだっ！
文豪ストレイドッグスだああああ

なっんで忘れてた私‼
横浜の時点で気づけよ‼
ああほんとアホ

…いや、神の記憶操作か




『(……待てよ？)』
ってことはここあのうずまき…！？←今更です
えっじゃああれ国木田さん達…？←今更です
めっちゃ写メ撮りたい…！
でも撮れねえ！
とったらお巡りさんだよなぁ…



とか私が脳内で暴れている内には
谷崎君、国木田君が席についていた

…ふむ、此処の店は原作寄りの仕様か
と文ストだと気付いた上でわかる、ここが聖地だという事に感動する

「た、大変ですね…」
「太宰を、あの腐れ風来坊…」
などと国木田君たちが話している
何やら疲れた表情だ

ああ、今は敦君入社試験会議の前あたりかあ。
ってことはそろそろ太宰さんあたりが来る…？
と、予想していると
まぁその通り






「それは私の合図さ〜♪」

…太宰治、が来ていた



キッタアアアア！！！
イッケメエエエン！！

「うわあああ‼」
国木田君が、突然の太宰さんの出現に驚き
椅子から転がり落ちた。


かく言う私もかなり震えて驚いてる
…と言うより好きなキャラクターの出現によって出るであろう叫びを必死に抑えている、の方が正しいが。




「…い、おい、A？！」


キャラ達に感動し、頭の中で暴走していると、困惑した感じの奏多が私を呼んでいた
おお、こいつの存在を忘れていた



「なにおまえ、ずっとぼーっとしちゃって。」
『にゃはは「笑い方きもい」…一寸死んでた』
「ああ、彼処のイケメンに対して？
わかる。あれはイケメン。」

と言って、太宰さんの方をちらっっと見る奏多

『いやそうじゃなくて。いやそうかもだけど。』


ちょっと違うのだ、私はキャラ全員に萌えてる


「どっちだよ馬鹿野郎」

とか言ってるうちに
向こうも話が進んでいるようで


「飲み屋に行くたびに爆弾送られたらろくにお酒飲めないもの。」

とイケメンな太宰さんが言う


えーと確か…太宰さんは昼間に谷崎さんと
飲み屋に行ってて、そこで太宰さんが「私だけを見て」という紙片付の爆弾を1人の女性から貰ったんだっけ

「……そうか。」
信じられん、という顔で国木田が言った。


国木田さんの心情を太宰さんは気付いたのか、
こう言った



────「あ〜国木田くうん、信じてないでしょう。本当だよ？ほら、






彼処のお嬢さんもそこを通りすがったもの。」

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