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死後のレポート29 ページ29

ちょこん
ずらっ


まさにこの効果音が適切というように、
目の前には美女ひとり、
そして私達はずらりと美女の前に座ってる


因みに私の心境は全く穏やかでは無い
荒れに荒れている

どんな風にって?


『(樋口一葉さんキレーーやばいやばい金髪美女の威力ヤバイ)』



こんなのではない。いやまぁ、1割程度こんなんだが

実際はこう



『(芥川先輩の後輩じゃないですかーー!!

絶対昨夜のやつ知ってるって、絶対昨夜の芥川先輩とドンパチしたの知ってるって!!)』



ビビっていた


だってやばくない?昨日ドンパチした相手の芥川先輩の後輩だよ?何かしらあるって、何かしら私にも何かあるって…!!

もはや避けては通れぬ運命に内心涙を流す




その瞬間、太宰さんが樋口さんを口説き出した



国木田さんが太宰さんを投げ飛ばす

お仕置きルームへとLet's go



『……えっ』


声が思わず漏れた



はや!早すぎる!展開が早い!!付いていけない何これ!もっと眺めてたかった…!!なんだよ、はええよ、ご褒美くれよ!


余りの早すぎる滑り良い流れに唖然とする
敦くん達も唖然としていた




「依頼というのはですね、我社のビルヂングの裏手に最近良からぬ輩が屯している様なんです」



珈琲カップを手に取る樋口さん


『「「「(変人慣れしてる…)」」」』


思うことは同じでした
変人慣れってやっぱあれかな、芥川先輩のお陰かな


「良からぬ輩ッていうと?」


「分かりません。ですが襤褸を纏って日陰を歩き、聞き慣れない異国語を話すものもいるとか」


「そいつは密輸業者だろう」


サーバールームから出てきた国木田がサラリと言った。

後ろに目を回している太宰さんが手を伸ばしているのが見えた。その手を取って撫でくりまわしたい思いを抑える



「現場を張って証拠を掴めか…」



フッと失笑した国木田さん
ああ、その御姿も実に素敵…


「小僧、小娘」


お前達二人で行け、と国木田は言った。



「へっ『えっ?!』」


なにそれ?!と思わず身を乗り出した
ここは敦君と谷崎兄妹だけでしょ?!


「ただ見張るだけの簡単な仕事だ。初仕事には丁度いい。谷崎、付いていってやれ」

『ちょ、待ってくださ…私ただの事務員ですよ?!しかもバイトの!』


焦って捲し立てれば、

国木田さんは
そうだったな、では小僧達だけ行かせて…と言いかけた


そう、言いかけた





「──Aちゃんも行ってきなよ」

この人が出なければ。

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みかん(プロフ) - めっちゃ面白いです!!夢主ちゃん、ホストって(笑)続きが気になります!応援してます!! (2018年9月9日 23時) (レス) id: a3a5d02756 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - この作品も見させてもらいました!! 志賀の代わりに奏多くんが出てきてぇぇぇ! カッコよすぎるぅぅぅぅ!! (キャラ崩壊w) (2018年7月6日 21時) (レス) id: df4019f8a8 (このIDを非表示/違反報告)
雪奏 - やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい(ry 続きが読みたいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!! (2018年7月4日 1時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
ムラサキギャング(プロフ) - コメント失礼します!この小説、流れもよくて面白くて、とにかく超いいかんじです!(語彙力←)久しぶりに占つくきたら、いい作品に出会えたので良かったです!更新楽しみにしてますが、無理はしないで頑張ってください! (2018年6月19日 18時) (レス) id: 50e518a18e (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になります!更新お願いします! (2018年5月17日 22時) (レス) id: aeb99a7d73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メガネ第2号 | 作成日時:2018年1月4日 20時

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