死後、第２ステージは横浜で。

死後のレポート３ ページ3

ー次のニュースです。ヨコハマの中央区で
マフィアの仕業と思われるーー

……ああ、テレビか


『(…………テレビ？！)』


突如聞こえたアナウンサーの声に目を覚ます。

いやいやいやおかしいでしょ
ここ、うちの家じゃん！
なぜ私は此処にいる！？
いやそもそもなぜ生きてる？！
ここが…地獄？！
ああああああ頭に変な悟りが流れるううう



取り敢えず誰かこの状況を説明できる人がいるかも、と思い声を発する


『お、お母さーん…？』
まぁまずはこれだ
家にはお母さんがいつもいるし


シーン……
反応が無い、屍のようだ

『そうまー？かなー？』
兄と姉どちらも呼ぶが…

シーン……
家には、誰もいない……？


ぐるりと辺りを見回して見たが、
わかったのは…


此処が家のリビングであること
私はソファーに座っていること
そして…そして…



───刺されたはずの腹部の傷が、
完全に塞がっていること、だ…


はっ？！
え、ちょっと待ておいこら何故に塞がってやがる！？いや別に塞がるなとかじゃなくて、
もし塞がって欲しくないとかだったらどこのど変態ドMヤローだっつーの


もしや、夢？
いやそれはない、あの激痛と血を思い返すと
今でも胃から何かがこみ上げてくる気分だ。

…うえッ


じゃあなんだ、どうゆうことだ？
ひとまずもっと何か現状を把握できるものを…と
立ち上がって、横を向いた





そこの窓に映っていたありえないモノに、
驚愕の表情を浮かべた

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