王立シエル魔法学院の日常【リレー小説】 (ページ25)

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日常「入れ替わり？」ページ25

side.リッカー・セレグロート

今日はルファの体調があまり良くない。
昨日何か変なものでも食べたのかな。

ルフィラ「うぅ…」

リッカー「ちょっと失礼。」

そう言ってルファの額を触ると…

ｼﾞｭｯ
リッカー「アｧｯｯｯヅ!!!!!!!!」

▼リッカーはおおやけどをおった！

ルフィラ「あぅ…冷たい～」

リッカー「熱痛い…大丈夫？これで体温計っといてね。」

ルファに体温計を渡した。何からしよう…

ルフィラ「ん…」

とりあえず学園に行く用意をしないとだ。

リッカー「あ、あと準備もしておくから。行けるようならだけど…」

ルフィラ「はぁーい…。」

＿＿＿ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
ルフィラ「…リック～」

リッカー「ん？あぁ、何度だった？」

ルフィラ「えっとー…61.…5？2？」

リッカー「えっ?!?!!…はぁ…やっぱり熱(?)だったか…」

ルフィラ「あっぃ…あーーーー。」

リッカー「今水魔法使える？額を冷やせるといいんだけど…」

ルフィラ「どうだろう…」

ｼｭｯと、ルフィラの掲げた手の上に水分が集中し、水の球が形成されていく。

バチャッ

ルフィラ「………」
リッカー「………」

そしてそれは、音を立てて勢いよくルフィラの顔に落ちていった。」

リッカー「…タオルを持ってくるよ。」

そうして離れようとした時に、用事を思い出した。

ルファの欠席連絡を入れないといけない。
タオルより先に済ませておこう。うちの学園は
時間を過ぎると校門が閉まるどころか防壁魔法を張られ
学園内に入ることすら困難になる。それは避けたい。

リッカー「そうだ、ちょっと静かにしててね。学園に連絡入れないと…」

ルフィラ「りょーかい～…」

ルファが大人しいなんて、珍しい日も来るものだなぁ。
と、思いながらテレパシー魔法の応用で先生に思考を送る。

___”先生。“。

二年担当の先生に話しかけてみる。

___はい。どうかされましたか？

___"欠席の連絡を…

と、言いかけた時に、突然ルフィラがメモを見せてきた。
え、いきなり何？！

ルフィラ【私今日絶対に登校しないといけないの！
補修があって。魔法は使わなくていいやつだから、
お願い！】

リッカー「…あのなぁ…」

___セレグロートさん？

ハッとした僕の表情に気づいたのか、ルファが手を合わせてこっちを見てくる。

おそらくこれをすっぽかしたら何かあるのだろう。

…。