信頼は地とキスをして ページ7
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シャ「ふふふ、仰る通りです。
ですが責任転嫁の矛先を向けられることなんて今に始まったことでは…」
「ええ、そうね。今に始まったことではない。
元から地面スレスレの信用が今回の戦いで地にキスを落としたわね。」
先程のシャイロックと同様
私も自分の唇に指先を添えてくすくすと笑う。
私も「これから」想定されることに気付けたのは
切羽詰まっていたヒースクリフがこぼした言葉のおかげだった。
それは状況的に考えても当たり前のようで
私もあまり気にも留めていなかったけれど…別の意味を含めていたのだ。
「ヒースクリフが出ていく直前に
「手遅れになるかもしれない」と言っていたの。
最初はファウストの容態からそう思ったのかと思っていたけれど…
見たところ、中央の塔と魔法舎の距離を往復するくらいの猶予は十分ある。
じゃあ何が問題なのか、賢者様が召喚できない可能性？
もっと、危険視すべき“障害”がありそうでしょ？
…おそらく、ヒースクリフはこの可能性に誰より先に気付いていた。」
シャ「…なるほど、人間…厳密には中央の魔法管理省、ですか」
ス「やはり幼い２人だけに任せるのは悪手だったかのう。」
先程まで笑っていたシャイロックがつまらなそうに肩を下す。
人間の考えの浅はかさにか、醜さにか
その辺りは不明だがいい気分ではないのは見て取れた。
スノウが多少反省？をしたような発言を漏らし
その片割れのホワイトは私の方に視線を向けて問う。
ホ「A、推定で良い。２人の魔力はどれくらい持つ？」
私は彼らの魔力を感じ、紐解き、共感し
質を理解したうえで、それに合わせて魔力を分け与えている。
だが彼らのような成長期の子は魔力の質や量も変化していく。
だから、今回も彼らの魔力を認識しなおしてから分け与えていた。
「ん〜…。私の追加があっても往復で満身創痍でしょうね。
追加前の状態で彼らは立っているのもしんどそうだったから。
私は立つのが楽になるように、歩くのが楽になるように
移動することくらいは自由にできるように、ってくらいにしか与えてない。」
ス「ふむ…そうなれば魔法使いといえど人と対峙することになったら…」
「おそらく持たない。」
ホ「救援を向かわせた方がよさそうじゃな…。」
南は全滅
北は双子以外に期待できない
東は一方が既に向かった
中央も片方は先行、もう一方は今ここを離れるわけにはいかない
ホ「となれば…西か。」
シャイロックが静かに笑んだ。
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睡-ｽｲ-(プロフ) - 雪女さん» コメントありがとうございます。その辺がお好きなのですね…今後の描写の参考にしてみます！ (2022年12月19日 20時) (
レス) id: ab84331ee7 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます。シャイロックとオーエン、双子との絡みが楽しみです🙂 (2022年12月18日 22時) (レス) id: 883542d863 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - Senaさん» 長らくそのままにしていたコチラの作品に反応頂きありがとうございます、コメントがあるとやる気が出るので嬉しいです…！2章が良すぎて出戻り夢小説ですがちまちま更新するのでお待ちいただけますと幸いです！！ (2022年5月19日 14時) (レス) id: ab84331ee7 (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - わ、わ、久しぶりの更新ありがとうございます！ (2022年5月19日 6時) (レス) id: 61121e16fc (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - �盒兇気�» 感想コメントありがとうございます！こちらのババア(見た目詐欺)夢主は自由人として書いておりますので、内面を気に入っていただけたようで嬉しいです。自分のペースで、ではありますが頑張ります！ (2021年8月26日 0時) (レス) id: deb52841c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡-ｽｲ- | 作者ホームページ：https://twitter.com/sleep_d_urtk?s=09
作成日時：2021年8月12日 18時
