Desire２４ ページ24
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コンコン
再びノックの音が部屋に響いた。
｢リヴァイー！居る？｣
と、扉の外で分隊長の声がした。
げ…。
今部屋の中にリヴァイはいない。
だからといい俺が返事をするわけにもいかない。
ここはスルーが賢明だ。
と思ったら
｢おっ邪魔〜！｣
と入ってきた。
｢うわ…っ！？｣
｢ありゃ？Aじゃないか！部屋間違えたってことはないよね？｣
出たな変態眼鏡…！！
｢何そんなに身構えちゃってんのさ？｣
｢本能に従ったまでだよ｣
ハンジ分隊長は、俺の行動を笑った。
｢私は君の敵じゃないよ！…本題に入ろう！リヴァイにも用があったんだけど、君にも用があったんだ｣
俺は首を傾げる
｢俺に何の用があるって…｣
｢…簡単な実験さ！｣
次はそれを聞いて顔を歪める。
｢どうして？何のだ？｣
すると、ハンジ分隊長が俺の肩を掴んで、
｢君は人類の新たな希望になるかもしれないし、場合によっては絶望にもなり兼ねない｣
何を言っているんだこの人は…
どうしてこんなにも目が真っ直ぐなんだ。
｢だから、リヴァイにも許可を得ようとしたんだ｣
｢…俺が必要なのか？｣
｢君にしか出来ないことだよ｣
ハンジ分隊長にしては、気を使った笑顔だ。
｢さぁ、リヴァイのところにレッツゴー！！｣
と、無理やり腕を引っ張られた______。
…
｢彼は見たか｣
先に沈黙を破ったのはエルヴィンだった。
｢あぁ｣
｢少人数で調査に来た時は、あの桜はなかったということで、間違いはないのだな｣
｢…あぁ｣
俺はただ、そう答えるしかなかった。
｢彼の力は？｣
彼…、Aの力を、俺は一言でこう表した。
｢…拒絶｣
この言葉以外に、あいつの力は表せない。
｢エルヴィン、お前は思い出せるか？｣
｢…何をだ？｣
俺は壁に寄りかかったまま、エルヴィンに問う。
｢3年前のあの日だ｣
｢……すまない｣
その言葉で、思い出せないことを察した。
｢それもその筈だろう｣
自分を覚えていて欲しかったあいつ自身が、俺たちの記憶の底から
自分という存在を
消したんだ。
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桜の花言葉
『高貴』『清純』『私を忘れないで』
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にゃるす。 - 真面目に泣きました…… 感動です！！こんな素晴らしい作品を作ってくださった作者様に感謝です！！ありがとうございます！！(人 •͈ᴗ•͈) (2022年6月9日 22時) (
レス) @page50 id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - ぴりおどさん» 節子…それ涙です…(戯れ)ありがとうございます嬉しいです…！！ (2021年11月27日 0時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴりおど - 目から汗が…凄く面白かったです！ (2021年11月20日 21時) (レス) @page50 id: d35dddd041 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 僕さん» ありがとうございます....！！涙していただけてとても嬉しいです…！ (2021年4月30日 17時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
僕 - 感動しました。涙が止まらないです！ (2021年3月31日 9時) (レス) id: 9ca767eafd (このIDを非表示/違反報告)
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