【番外編】とある日常3 ページ39
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｢フーカのお店のコーヒー美味しいし、新しいのなんて滅多に飲めないんだから今がチャンスだよ！｣
｢…分かった分かった。でも飲んだら行くで。｣
｢ありがとうトントン！｣
心做しか少しばかりトントンの表情が晴れた気がする。
｢お待たせしました。どうぞ。｣
目の前に置かれたコーヒーにトントンは目を光らせて誰よりも早く口にしていた。
｢…はぁ…落ち着くわ…｣
｢カフェイン中毒？｣
｢かもな。｣
｢ちゃうわ久々のまともなコーヒーにしみじみしとんねん。｣
コーヒーの温かさから僅かに眼鏡が曇っている。
ショッピ君は猫舌なのかまだ手を出そうとはしてなかった。
私は猫舌だからすぐは飲みません。
そういえば最近私が入れてるなコーヒー…って、ん？
｢ちょっとそれどういうこと。｣
｢あ、｣
｢トントン。｣
｢ちゃうねん別にAが入れたコーヒーが不味いやなんて一言も｣
｢もう二度と入れないから。｣
全く失礼しちゃう。不味いなら不味いって言ってくれれば良かったのに。
下を向いて小刻みに肩を揺らして笑っているショッピ君には砂糖をドバドバ入れておいてあげた。
｢！あっっまっ、｣
｢…｣
こちらを見てるけど知らんぷり。
ショッピ君まで笑うなんて。
ここには私の味方はいないのか。
｢ふふ、皆様、こちらも新作のスイーツなのですが、良ければ如何ですか？｣
｢え！なにー！｣
｢チーズケーキです。宜しければ。｣
フーカがニコニコしながら置いたのは一見普通のチーズケーキだった。フォークを入れると、中からどろりと紫色のジャムが零れ落ちてくる。
｢！ブルーベリーだ！｣
｢ほんまや、｣
美味しい…！チーズケーキの濃厚さにブルーベリーの僅かな酸味が効いて丁度いい安牌！さらに食べ進めると今度は赤いジャムが。
｢2段階構想…！そして今度は…ん〜！ラズベリーだぁ！｣
こちらの方が酸味は強いが、甘いものが苦手な人でもこの組み合わせなら食べられるだろう。
｢以前グルッペン様を探しにこられた時も、トントン様、ショッピ様、A様だったので、参考にさせて頂きました。｣
｢そうなんだ！ブルーベリーがショッピ君で、ラズベリーがトントンで…私は？｣
｢もう少し食べ進めていただけるとお分かりになるかもしれません。｣
言われるがままもう一口食べると、タルトに当たった。
｢タルト…？｣
｢はい。A様は皆様を抱擁している、そういった勝手なイメージです。｣
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レラ - 面白かった!! (2020年5月2日 14時) (
レス) id: c77952c361 (このIDを非表示/違反報告)
あずき・FB - 初めまして、めっっっちゃくちゃ好きです！！！(唐突な告白イベ) メイドになるっていう設定も凄いそそられます…！[ps.因みに続編見れなくて何回か意識がぶっ飛びました((( あぁ…非ログ勢はつれぇよぉ…(心の叫び)] (2019年12月13日 1時) (レス) id: 8e99c8eed5 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて何よりです(；A；)続編も楽しみにしていただけたら幸いです(>_<｡)またよろしくお願いします！ (2019年12月4日 20時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても続きが気になる物語です！勝手ながら、いつも更新待っています!(’-’*)♪これからの展開がとても楽しみです！ (2019年12月4日 17時) (レス) id: ccb5120fa0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 優里愛さん» コメントありがとうございます！もうそろそろ終盤です！お付会いの程お願いします！(>_<｡)ご指摘ありがとうございます。訂正致しました。 (2019年12月3日 21時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼雨茶 | 作成日時：2019年11月14日 9時
