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場所を移動して病室から離れた応接室に入った。
自分は椅子に座ったが、彼女は椅子の後ろに立ったままで座ろうとはしなかった。

「ちょっと長話になるかもしれんから座って。」

「はい。」

メイドさんいうもんはほんまに指示がないとダメなんかな…まぁ俺が幹部っていうんもあるんやろうけど…

履歴書で見たクレアは37歳と割と歳がいっているように思えたのだがその見た目はまるで20代とだと思えるほど肌は白く、綺麗な顔立ちをしていた。

「トントン様、聞きたいことというのは。」

「ぁ、すまん。その、教えて欲しいことがあってな、」

思わず見とれてしまい反応に遅れる。

まずいまずい不審に思われるのは後が困る。

「どういったことでしょう。」

「ここ数日で出かけたメイドっておるか?」

「…はい?」

クレアは鳩が豆鉄砲を食らったように固まり、質問を聞き返す。確かにそんな事急に幹部が気にするんだ、何かあったかなんて察しの良い奴ならすぐに気がつく。

「メイド服で出かけたやつ、おらん?」

「買い出しに行く時は基本メイド服です。そして2人で必ず行きます。量が量ですので、馬車をお借りして行かせております。」

「で、誰かわかるん?」

「はい。確か今週はルリとサニーでした。」

詰まることなく進む会話に冷や汗をかく。自然な会話なのに、とてつもない緊張が走る。

やっぱりこのメイド、出来すぎてる。
確かに長やっとって答えられて当然やし、なんら不自然はないはずやのに、僅かに感じる圧迫感がどうしてもただのメイドだとは思えない。

「いつ、そのメイドは買い物に行ったん。」

「4日前です。そしてその日に帰ってきております。」

4日前…なら、ちゃうんか。

「そうなんや…分かったわ。」

「トントン様。」

「ん?」

「失礼に思われたらどうぞこの場で解雇なされてください。私は、トントン様に部下を疑われていると感じてしまいました。この思いは、誤りでしょうか。」

伏せられていた瞳がこちらを見て、目が会った瞬間、先程の圧迫感は更に強くなり、背もたれに背をつけてしまった。

なんなんや、この、威圧感。

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レラ - 面白かった!! (2020年5月2日 14時) (レス) id: c77952c361 (このIDを非表示/違反報告)
あずき・FB - 初めまして、めっっっちゃくちゃ好きです!!!(唐突な告白イベ) メイドになるっていう設定も凄いそそられます…![ps.因みに続編見れなくて何回か意識がぶっ飛びました((( あぁ…非ログ勢はつれぇよぉ…(心の叫び)] (2019年12月13日 1時) (レス) id: 8e99c8eed5 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただけて何よりです(;A;)続編も楽しみにしていただけたら幸いです(>_<。)またよろしくお願いします! (2019年12月4日 20時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
- とても続きが気になる物語です!勝手ながら、いつも更新待っています!(’-’*)♪これからの展開がとても楽しみです! (2019年12月4日 17時) (レス) id: ccb5120fa0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 優里愛さん» コメントありがとうございます!もうそろそろ終盤です!お付会いの程お願いします!(>_<。)ご指摘ありがとうございます。訂正致しました。 (2019年12月3日 21時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼雨茶 | 作成日時:2019年11月14日 9時

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