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「…A？」
微かに震える肩。それを見て確信した。
今、一番近くでAの失敗を見てきたからこそ分かる、その変化。これはやっぱり………何かに怯えてる…？？
失敗は全て、Aが目を瞑ってしまうことだったんだけど、気になったのはその表情。恥ずかしくて目を瞑っていたようには、どうしても見えなかった。
TY「A、どうしたの？具合悪い？」
『……ヒョン…どうしよう……』
皆がこっちに来て俺たちを囲む。心配そうに側にしゃがんでAの背中に腕を回すテヨン。Aは戸惑いがちにテヨンの顔を見つめる。何か言い辛いことなのだろうか？唇を噛み締めてまた俯こうとしたAに、テヨンイは優しく「ん？」と先を促した。
『…………その…怖くて…』
TY「…怖い？」
Aがちらりと俺のことを見るから、思わずテヨンと顔を見合わせる。何か怯えてるなぁとは思ったけど、まさか俺に対して？怖いと思わせてしまうようなことをしただろうか…？この短時間での自分の行いを振り返ってみても、何も思い当たる節が無い。
TY「えーと…」
「…ごめんなA、その…怖くしたつもりは無かったんだけど、顔が死んでたらそれは無意識で」
『あ、ち、違うの…！』
「え？」
慌てたように、Aがこちらを見る。
『て、テイリヒョンが怖いんじゃなくて…ていうかヒョンは全然怖くないし、むしろいつも可愛いというか、優しくて、』
TY「A落ち着いて」
「はは、どうしたんだよ〜」
俺とテヨンでその肩をさすってやると、Aは泣きそうな目で俺を見つめて言った。
『テイリヒョンのこと大好きだよ、』
「…お、……？」
突然の告白。至近距離で、そんな可愛い顔でそんなこと言われたら。ぶわっと全身の血が駆け巡る感覚がして、思わず空気漏れみたいな声を出してしまう。テヨンイも口をぽかんと開けてAを見ているし、珍しく静かに見守っている他のメンバー達も目を見開いている。
『…だけど、どうしても思い出しちゃって』
「え？」
TY「あ、え、何を？」
Aの告白には続きがあったらしい。というか告白でも何でも無さそうだ。いや、思いの丈を話すという点では、ある意味告白か？何かもう良く分からない。けど俺に対しての愛の告白では無かったことは確かで、俺は舞い上がった気持ちを密かに鎮めた。
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madohun(プロフ) - wakaさん» わーい🙌wakaさん、いつもメッセージありがとうございます💓めちゃくちゃ励みになってます🥹 (2022年12月8日 15時) (
レス) id: e024487214 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 更新ありがとう😆 (2022年12月8日 4時) (レス) @page45 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様、遅くなりましたがこちらこそありがとうございます！変わらず読んで頂けて嬉しいですㅠㅠ (2022年9月30日 7時) (レス) @page24 id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - 新作嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年9月17日 15時) (レス) @page17 id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - wakaさん» わーただいまです💗ありがとうございます！是非楽しんで頂ければ幸いです🥺 (2022年9月15日 19時) (レス) id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2021年1月10日 12時
