愛されまどちゃん！【純情編】

寝起きドッキリ 2 ページ21

.



目黒「眞殿さん、朝ですよー」



どうやって声かけて良いかわからず、なんとも間抜けなセリフを言って肩を叩けば、眠りが浅かったのか「んー、」と眉をひそめ、ゆっくりと目を開く。

ドッキリ大成功！ってお決まりのセリフを言おうとした瞬間に、腕を掴んで引き寄せられ、ぐっとAさんの顔が鼻と鼻が触れ合うくらい近づく。



目黒「ーっっ！！！！」


何、何。
寝起きなのにめっっちゃ可愛いんだけど。てか、この距離は何。

ふわってなびいた髪からはなんかめちゃくちゃいい匂いするし。もう心臓壊れそう。
何なら触れられたところが熱い、気がする。


A『んー、ごめんなさい。
目が悪くって、コンタクトないから見えなくって。
え、誰？？寝起きドッキリ！？』


バクバクする心臓を押さえながら、そうです、って言うのがやっとで。

Aさんの声を合図に、スタッフが部屋の明かりをつけてカメラを構えて入ってくる。



スタッフ「眞殿さん、ドッキリです！
仕掛け人、誰かわかります？」


A『えっと、目黒蓮さん？ですよね？？』



なんとAさんは俺の名前を知っていてくれたらしく、MVとかも見てくれてたらしい。大ファンの俺からしたら、その事実がすっごい嬉しい。


初対面なのに、こんなドッキリかけちゃったことを謝ると、こちらこそ、すっぴんでごめんなさいって。
俺的には、いやむしろすっぴん拝ませていただいてありがとうございますって感じだけど。



Aさんのコメント撮りをした後はAさんと少しだけお話しさせてもらって、図々しくもこんなチャンス2度とないだろって勇気を出して連絡先まで交換してもらった。

付き合いで言ってくれただけかも知れないけど、日程合えば日本でご飯でも行こうってことになった。






帰国後、ルンルンの俺がメンバーたちに尋問されたのは言うまでもないよね。

ANESSA CM （ワイキキ編）→←寝起きドッキリ 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す