たとえ卑怯者だとしても【宮侑 白布賢二郎】

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白布side





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午後の練習試合が終わり





夕食後の入浴時間になった





俺は宮侑とAの間に
過去に何かあったと踏んでいる





宮侑はあの時故意的にAに接近してきた





何より、Aの名前を知っていて
呼び捨てにしていた





Aのあの怯えた様子…






白布「(一体何があったんだ…)」





入浴の準備をしながら考えに耽る





もしかしたら、俺には話せない様な関係なのか





元彼とか…





天童「賢二郎」





白布「！…はい」





天童「ぼーっとしてどうしたの？
あ、もしかして宮侑の事気になってる〜？」




白布「いえ、別に」





瀬見「気になってるって顔に書いてあるぞ。
白布はAに片想いしてるから、盗られないか心配なんだろ？」





天童「そうそう！
賢二郎はAちゃんと付き合っ…」




白布・天童「「は？」」




瀬見「？んだよ、片想いじゃねえのか？」




五色「あー俺もそれ思ってました！
白布さんきっと好きなんだろうなーって」





いつの間にか五色が会話に入ってきた





瀬見「だよなー工」





山形「(こいつら…鈍感にも程があるだろ)」





川西「(どう見ても二人付き合ってんのに…)」





白布「………。」





取り敢えず、今はあいつの側にいてやる事が
ベストなのかもしれないな






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