▼「好き!」(tn) ページ16
「好きです！」
「帰って、どうぞ。」
「トントン君！好きぃいい！」
「その前にその髪の色とスカート丈どうにかして下さい以上です。」
「待ってぇえええ！」
……もはや告白ではない。
日課である。
1-AのAさん。
Ｂ組の俺とは隣のクラス。だからほぼ毎時間のように隣のクラスからひょこっと来ては朝から放課後まで告白してくる。
「Aちゃん？髪色素薄いし顔可愛いしスタイルいいし、でもめっちゃ明るくて面白い子だから女子からも人気だよ。あ、トントン君のこと好きだって。」
「あの子バカでしょ〜でも憎めないんだよね、何か。あとトントン君のこと好きだってよ。」
「トントン君、Aちゃんが好きだっ(((」
同じクラスの女子曰く、そんな感じらしい。
まぁそんな子がなんでか分からんけど、ある日を境に毎日告白してくるようになった。
「とんちぃー。女の子に冷たくしとったらモテへんよ？」
「うっさいわ、五股男。」
「三股ですぅ。」
「…うっわ、ぐうクズやん。……あ。それよりグルさんは？」
「んえ？…あっ、えーっとぉ…………」
「早く吐いてどうぞ。おらっ！あくしろよ！」
「あひゃぁあん…！と、とんち鳩尾は無しや……いだだだだだっ！」
しゃあないやろ！疲れてんねん！
ワカルゥ？！グルさんが生徒会の仕事サボる分俺に回ってくんねん！ワカルゥ？！
恋する暇もなければ誰かと時間を共にするとか出来ひんわ。仕事と共にあれ……うん、将来社畜やな、有望な社畜や。
そうや、俺は忙しいねん。
せやから、
「ごめん無理や。」
「好きです！付き合ってください！」
「人の話聞いてます？」
「トントン君好きっ！！」
「もうこれ何回目ぇ？！」
「14万3000回だよ！」
「… うせやろ…」
「ごめん…本当は14万4236回目です」
「超えてるぅう！！」
いや、もうコントの領域か……
周りの視線が痛い。いや、正直にいえば温かい(笑)のだが、俺がいたたまれない。
なんで俺なんか好きなん？というか本気で好きなん？
いや……考えても見ろ！俺！
そもそも俺なんかに興味抱く奇特な奴おらんやろ。グルさんとかオスマンならまだしも、俺やぞ？
……遊びやな……うん、おふざけってことにしとこ。
そう結論づけて俺は何度も何度も帰れやら早く死んでどうぞやらなんとか断り続けた。
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角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - ランさん» 書けました！宜しければ読んだってくださいm(*_ _)mリクエスト本当に嬉しかったです♪ありがとうございました (2018年3月14日 16時) (
レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - ランさん» ありがとうございます！！もちろんです(*^^*)ぜひぜひ書かせていただきます (2018年3月14日 15時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか？鬱先生のハッピーエンドのお話をお願いしたいです！ (2018年3月14日 15時) (レス) id: e5666d0338 (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - 十弧さん» 良かったぁ！！！リクエスト本当に嬉しかったです＿( _´ω`)_♪ぜひぜひこれからも来たって下さいね、いっぱい書きたいです！ありがとうございました (2018年3月14日 0時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
十弧(プロフ) - 角砂糖(兼:ただの炊飯器)さん» リクエストしにお邪魔させて頂くかも知れません…。これからも作者様のお書きになるお話を楽しみにしています。これからもご無理なさらず頑張って下さい！ (2018年3月14日 0時) (レス) id: f05eea04c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：角砂糖 | 作成日時：2017年12月2日 19時
