□話 ページ47
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そして翌日、代休の金曜日。
平日ということもあり、昼過ぎの13時は電車が全く混雑していなかった。
「次は〇〇駅〜〇〇駅〜……」
アナウンスが入り、昨日ローからもらった紙切れを見て住所をスマホに打ち込みナビを入れる。検索をすると駅から出て真っ直ぐ、2個先の角を曲がったところだった。
ローが住むのはこの隣町だった。
電車一本で来られるから来やすいなーとふと考える。
電車から降りて、そのまま人の流れに乗って改札を出て、駅を出る。
外へ出ると雨が降りそうな黒い雲が空を覆っていた。
スマホに目を移して、ナビ通り歩く。
ものの5分で到着したそこは_____
『え、』
超高層タワーマンション。
たぶん、超好立地。
あまりにも非日常すぎる光景にスマホと地図を交互に見直す。
住所は完璧にあっていた。
え、あってるよね？いや、あってるし。
この自問自答を3回繰り返し、中に入った。
Aは一流ホテル並みのエントランスに圧倒される。
歴史と重圧さを感じさせる天井と絨毯。
吊り下げられたシャンデリアの光は目に沁みるほど鮮やかな色彩。
ここで気がつく。
部屋の番号とか何も知らないんですけど！！
と、初来日だと察した受付にいるマンションコンシェルジュの若い女性がこちらまで向かって来てくれる。
「どうかされましたか？」
ハーフ系のぱっちりとした瞳、肉感のある唇。
笑顔からは優しい表情が滲み出ていて、この人絶対良い人だ。と確信できる。
まさにマンションの顔となる選ばれた精鋭だった。
『え、っと、知人に会いに来たんですけど、部屋の番号とか知らなくて…』
ローのことを何と表現すればいいのか一瞬迷った。
まさか教師と言うわけにもいかないし、友達でもない。
知人に落ち着いたのであった。
『トラファルガー・ローせん……さんって言うんですけど』
「トラファルガー様でしたら最上階のフロアでございます」
女性がにこやかに答える。
『えっ、1番上？…ですか？』
予想外の答えに驚きつつもその後女性に礼を言う。
エレベーターまで案内してくれておまけにドアまで開けてもらった。
エレベーター内も広くて煌びやか。
庶民らしくお辞儀をして、ドアが閉じた。
間も無く到着し、エレベーターの扉が開くとドアが目の前に。
周りを見渡すが他のドアがひとつもない。
最上階に住んでいる。と言われたがまさかワンフロア全てなのだろうか。
戸惑いながらインターンホンを押した。
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はるさめ(プロフ) - あの、最初の6~7ページかが名前になってて設定した名前に変換されてません。そしてこの作品凄く面白いですね！まだまだ最初部分しか見れてませんが…頑張ってください！応援してます！ (2023年3月1日 15時) (
レス) @page7 id: 299e20c6a9 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - あんちょろさん» コメントありがとうございます！遅いですが夜勤頑張ってください！夜更新が多いので気長に待っていただければ…送別会は割と力入れるので楽しみにしていてください！ (2022年10月22日 9時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - ききぽんぬさん» コメントありがとうございます！読んでいただいて光栄です！お気に入り登録もありがとうございます😭更新頑張ります！ (2022年10月22日 9時) (レス) id: f1de8a3da7 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - 夜勤なうなのにもう送別会編が気になって眠れません（夜勤だから寝るな！） (2022年10月21日 23時) (レス) @page45 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ききぽんぬ(プロフ) - はじめまして、こんにちは！昨日、この作品と出会ってめちゃくちゃおもしろくてあっという間に全て読みました！続編が出来るということでとても嬉しく思います(*´﹀`*)嬉しいお知らせが届くのを楽しみにお気に入り登録させていただきました。これからも応援してます！ (2022年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 79ed02044f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月5日 21時
