かわいすぎ、注意。（２）

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「亮ちゃん、今度優子ちゃんに会えたとき踊れるようにフリ教えてほしい！」


亮「俺と踊りたいんじゃないんかい(ボソッ」


「なんか言った？」


亮「なんでもないよー。フリ教えてやるから立て。」


「よろしくお願いします亮ちゃん先生！！」

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さっきまで俺を散々無視しやがったくせに、、かわいいからなんも言えねえけど。

でもちょっと意地悪してやろうかな〜


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亮「ドキドキ瞳を〜」

「…ポロポロ溢れる雫も〜」


曲と一緒に歌いながら、一つ一つ教えてやる。

覚えが早いAはすぐ完璧に覚えて行く。


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亮「でな？最後がすっごく大切なんだ。」

「なになに〜？」


ここで俺は仕掛ける。


亮「『そんな君が好き』の所でAが俺にちゅーして終わるの。」


嘘だ。本当の振り付けは手を繋ぐだけ。

Aもさっき動画見てたし流石に分かるか？


「え！そうなの？じゃあ亮ちゃん優子ちゃんとキスしたの？！」


亮「…え？お、おぅ(笑)」


「そうなんだ…実はトリコダンス最後まで見てなくて…キスして終わるオチなんだね！」


……信じてる！？


「…じゃあ動画撮るときにするから、亮ちゃん少ししゃがんでね？」


届かないから、と言って少し顔を赤らめるAはまじでめちゃくちゃ可愛くて…！

嘘ついてゴメンと少し罪悪感もあるけどキュンキュンの方が高かった(笑)

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亮「…じゃあ本番行くぞ？」

「うん！」


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ドキドキ瞳を〜〜♫
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お互い間違わず順調にダンスを進める。

頰を突く時はAもくすぐったそうにして可愛いのなんの。

そしてついに、、最後の時！


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夢は叶うかな〜♫


俺はしゃがみ、少し顔を突き出し目を瞑る。

Aが肩に手を添え、顔が近づいてくる。

亮ちゃんは受け入れ準備万端です。

ドキドキしながら待っていると…


亮「…んぅ？！」


頰をむぎゅっと掴まれ


「亮ちゃん？期待してるとこ悪いけど、嘘ついたらいけないよ？」


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頰を掴む強さから、ドキドキが恐怖に変わりました。


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亮「す、すびましぇん…。」


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