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23. ページ24

時刻は17時。


隣には満面の笑みの彼。




『お疲れ様です。』


JK「俺、全然疲れてないです。
あ、違った。
疲れてる!だから、キスしてください!」



私はそんなことを言ってるジョングクくんをじとーっと目を細めて見る。


手はもちろん繋がれている。


JK「そんなに見るなら、ほんとにキスしちゃいますよ?」


『お巡りさん呼びますよ?』


JK「俺、捕まりたくないです。」




ジョングクくんと出会った時は満開だった桜も、散って葉桜になっている。


『あ。桜の写真は撮ったの?』


確か、日本には季節の写真を撮りにきたって言っていた。


日本で春といえば、桜。



JK「もちろん。Aちゃんに出会った日。
あの公園の桜を撮りました。

撮ったあと、一旦家帰って。
夜の桜を見てみたいなぁと思って、あの公園に行きました。

そしたら、Aちゃんがいた。
大ピンチの。」



『あー・・・あの時は、本当にありがとうございました。
ジョングクくんがいなかったら、私はどうなってたことか。』


想像しただけで冷や汗が出る。



JK「・・・Aちゃんが怖い思いする前に、助けれたらよかった。
もっと、早く行ってたらよかった。」


悲しそうに言うジョングクくん。


あの時の私たちはお互いの存在も知らなかった。


たまたま、公園に来てくれて助けてくれただけでも凄いのに。

ジョングクくんが自分を責める必要は全くないのに。



私は繋がれた手に力を入れる。


『ジョングクくんが、そうやって悲しむことはないよ?
多分・・・あれがなかったら、私たちは出会ってないでしょ?

私は公園を通って普通に家に帰って、ジョングクくんは夜の桜を見て終わってた。

ほら、やっぱり。私たちは会わなかったよ!』



そう言うと、ジョングクくんは目を細めて微笑んだ。


私もつられて微笑む。


心が温かく包まれたような気持ちになる。




もっと早く出会えていたら、私は恋というものに絶望したり、苦しんだりしなかったのに。


新たな恋をするには、私の心はボロボロすぎる。






JK「今、何考えてる?」


ジョングクくんが心配そうに私の顔を覗き込む。


『ううん。何も!あ、アパートついちゃったね。』


手を離そうとすると、ギュッと掴まれる。


JK「Aちゃん、約束があります。」


『やくそく・・・?』


JK「俺、毎日、Aちゃんを迎えに行きます。
必ず行くから・・・1人では帰らないでね。」




『へ ・・・?』

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ヤンコチペン - ぐく氏。それは、ずるいなー。笑 (2023年4月6日 21時) (レス) @page49 id: 257e9ab930 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 苗字が堀部だと……? (2019年11月22日 18時) (レス) id: 78b69df457 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - グクが爆イケすぎてたまらん (2019年10月20日 0時) (レス) id: 9473de3ca6 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - ぐぅちゃん、、、、ヤバすぎです! (2019年10月15日 17時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
スア(プロフ) - ノンネッコヤって超キュンときますね!君は僕のものって言われてみたいです笑 (2019年10月14日 21時) (レス) id: 088a3a7f93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2019年10月13日 14時

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