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まぁ、当たり前か。彼女は俺のことが嫌いだから。
その事実が、俺の胸の奥に痛みとともに深く刺さる。
そして、今日も俺たちはお互い傷つけ合う。
そんな日が続いたある日。
それは軽い息抜きだった。
ホソギヒョンが休憩時間にヨジャアイドルの曲を踊ろうと言い始めた。
最近流行りのヨジャアイドルの曲を流す。
Aの表情が少しだけ明るくなる。
JK「踊らないの?」
そう声をかけずにいられないほど、彼女の顔は生き生きとしていた。
『ジョングクが見ないなら踊る。』
JK「何それ。」
普通に腹立った。
JK「うざい。」
俺はレッスン室から出ていく。そして、小さな窓から覗き見る。
見るなと言われたら余計見たくなるもの。
TH「A、踊ろう!!」
テヒョンイヒョンに手を引かれて立つA。
今まで見せたことのない顔をする。
そして、今まで見たことのないくらい幸せそうな笑顔で可愛らしく踊った。
このヨジャアイドルのパフォーマンスを見たことがあるけど、こいつの方が断然うまいし、断然可愛いく魅せている。
あぁ、こいつ、ヨジャアイドルになりたかったんだな・・・というのが、ひしひしと伝わってくる。
こんなに好きなのに、なんでお前はBTSという道を選んだの?
NM「わぁ・・・・」
JN「え、可愛い・・・」
ヒョンたちも見惚れている。
踊り終わると、恥ずかしそうに笑いながら元の場所に座った。
HS「ヤー!Aは、こっちのダンスの方が好きなんだね。」
『まぁ・・・小さい頃からヨジャアイドルになることを夢見てきたので。
でも、BTSの踊りも好きです。だから、かっこよく踊れないのが、悔しい。』
悔しいと言ったAの声はとても悲しそうだった。
TH「なんでBTSになろうと思ったの?」
『それは・・・私を初めて必要としてくれたBTSの為に、役に立ちたいと思ったからです。
ヨジャアイドルグループのオーディションで落とされて・・・ソロはどうですかって言われて。
私、誰にも必要とされていないんだなぁ。って落ち込んでいました。
そう言われるのは、それが初めてではなかったし。
そんな時に、PDが“きみはBTSに必要だ”って言ってくれて。
初めてだったんです。このグループには私が必要だなんて言ってくれたのは。
だから、私はBTSの為に、何でもやろうって決めました。
なかなかうまくいかなくて、足を引っ張ってしまうことが多いですが。』
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まゆう(プロフ) - 七瀬さん» ありがとうございます!!凄く嬉しいお言葉を!!( .. )これからも、よろしくお願いします!本当に、幸せをありがとうございました! (2020年1月24日 1時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - まゆうさんの作品大好きなんです!いつも楽しく読ませてもらってます( ´ ▽ ` )無理のないよう自分のペースで更新頑張ってくださいね!応援してます! (2020年1月23日 23時) (レス) id: 4903782791 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 七瀬さん» ご報告、ありがとうございます!偶然似ているだけということを願います! (2020年1月23日 22時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - まゆうさんの作品に似た作品を見つけました事をご報告します。 (2020年1月22日 23時) (レス) id: 4903782791 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ソラさん» ご指摘ありがとうございます。韓国の発音で言えばそうなのですが、聞いた感じというところで、同じだねとしています。主人公のチョンはグクと同じチョンだと思っています!なので、最初のペンblogでは、2人をチョンズのくくりにしています。分かりにくくてすみません。 (2019年12月31日 10時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年10月13日 12時