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YN「まぁ、ねぇ。普通に、女として憧れるよね。
付き合って、お互い大好きになって、一生一緒にいたいと思って、結婚を意識して。
プロポーズをされて泣いて喜んで、お互いの両親に挨拶したり結婚式の準備も2人で進めて行って。
たくさんの大切な人に祝福される中、晴れて花嫁と花婿になる。
まぁ、…憧れるわなぁ。私も憧れてる。」
『まぁ、そりゃあ。憧れるけど。』
…なんなら、その途中まではやったし、人生の幸せを噛みしめていたし。
元カレとね。
YN「…元カレとは、一生一緒にいたいって思っていたんだもんね。
そりゃあ、落ち込むし、ヤケ酒しちゃうし、やけくそにもなるよ。
でも、今のA見てると、そんなにやけくそには見えないよ。」
ヨナの言葉に驚いて、彼女の顔を見つめる。
YN「無茶苦茶だとは思う。
でも、今のA、そんな最悪なことがあったのに、不幸そうには全然見えないよ。
それって、社長のおかげじゃないの？」
確かに、その通りだ。
あの最悪な出来事はあの一晩で終わり、今では未練も何もなく、普通に過ごしている。
それは、私の隣にジョングクがいてくれるからだ。
左手薬指にリングが無い代わり、ジョングクは私に寄り添い、あたたかく包み込んでくれる。
ジョングクに不満はない。
むしろ…。
普通に出会って、普通に恋愛して、普通に結婚できていたら、どれだけ幸せだっただろうか。
最近はそう思うようになってきた。
だから、ジョングクの元カノのことを考えて胸がチクりとしたり、結婚相手は誰でも良くて、プロポーズした相手も他にいるなんて知って、モヤモヤしたりしているのか。
私は、誰でも良い…とかではなく、ミン・Aとして、ジョングクに求められたかったんだ。
同情なんかではなく、私はジョングクに好きになってもらいたかったんだ。
YN「ちょいちょいちょい、なんで泣いてるの。」
『分からない。』
YN「おうおうおう。分からないよな。そういう時もあるよな。
泣け泣け。私が受け止めちゃる。
ほら、これ飲んで。」
ヨナに渡されたグラスを一気に飲み干す。
私はジョングクの同情で、結婚してもらった。
だから、ズルした気がして仕方がない。
ジョングクは普通に恋して、普通に結婚できたはずだったんだ。
それこそ、ジョングクの運命の相手は他にいて、本当はその人と幸せになる予定だったのに、私が横取りなんかしてしまったんだ。
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Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (
レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
ちな - 深夜まで読めるくらい面白かったです！続きが気になり眠れません…！応援してます！ (6月8日 0時) (レス) @page45 id: 8afab50b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
