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JK「…しつこいです。
だからそれ、Aさんのせいじゃないって言ったでしょ？
それに、ソクジニヒョンはAさんだから、デザインを描くって言ったんです。
ひっじょーうに不本意ではありますが。」
『でも、』
JK「Aさんのおかげで、結局はあのジジイ…じゃなかった。
常務や副社長をクビにもできたし。
むしろ感謝してますよ。」
常務たち、クビになったのか。
ジョングクは優しい。
優しいからそう言ってくれるけど、やっぱり私の中の罪悪感は消えてなくならない。
JK「それに、だから、こんなに俺の大好物作ってくれたんでしょ？
俺、これで大満足ですけど。
お釣りが出るくらい。」
会社にとって大損失を出すところだったというのに。
なんでジョングクはそんなに優しいんだ。
もっと私は叱られるべきだし、クビになって当たり前のことをした。
JK「んー、それでもまだ、納得いかない？ダメ？」
ネクタイを解いて私の目の前へと歩いて来たジョングク。
会社でのがっちりとセットされた髪型とは違って、少し崩れた髪が、ジョングクをいつもより幼く見せる。
ジミンくんが言っていた通り、会社では神経を張り詰めているジョングク。
せめて家に帰ってからは、その緊張も解いて、リラックスして欲しい。
ジョングクの安心できる場所になりたい。
ジョングクが私に、居場所を作ってくれたように。
それなのに、私がジョングクに迷惑をかけてしまった。
JK「…社員を守るのが俺の仕事だし、奥さんを守るのも俺の義務だし。
でも、それでもまだ納得いかないというなら。」
薄い唇の口端を少しだけ上げ、解いたばかりのネクタイで私の視界を奪う。
『え、何するの！？』
慌てて後頭部の結び目を外そうとするが、瞬時にその手を掴まれる。
JK「目隠しとか、結構きますねぇ。」
『外してよ。馬鹿ジョングク。』
JK「夫に向かって、馬鹿だなんて、酷いなぁ。」
『馬鹿、アホ、変態！！！！！』
いきなり目隠しなんかされて、どうすればいいんだ。
ブンブンと首を横に振ったって、簡単には外れない。
JK「もう納得しました？」
『納得した！しました！！』
JK「もう謝らないですか？」
『謝らない！謝りません！！！！！』
JK「なら良かったです。」
ジョングクが私の手を離し、両方の手のひらを私の頭に添えた。
やっと解放される。
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Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (
レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
ちな - 深夜まで読めるくらい面白かったです！続きが気になり眠れません…！応援してます！ (6月8日 0時) (レス) @page45 id: 8afab50b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
