５１【JK】 ページ1
【JK side】
ヌナの手を引いて事務所の中を歩く。
ヌナにベッタベタ触れているソクジニヒョンを見るユラの顔。
俺だって、ヌナとヒョンが話しているとき、泣いてしまいそうだった。
２人が、お互いに大切な関係だということがひしひしと伝わって来る。
ソクジニヒョンにヌナは譲らない。
そう心に堅く決めているのに、いざ２人の間に流れる雰囲気を見れば、自分がその間に入れないことくらい分かってしまう。
・・・それに、俺がヒョンに注意したのにはもう一つ理由がある。
ヌナとヒョンが盗られたあの写真。
あれは、泣いているヌナをヒョンが慰めながら歩いている写真で、映ってはいなかったけど、俺もあの後ろを歩いていた。
いつものように、ヒョンに嫉妬しながら、何もできない自分にイライラしながら。
だから、覚えている。
周りの景色があまり映っていないから誰も気づいていなかったけど、あれはMV撮影の時のスタジオ。
だから、スタッフしかいなかったんだ。
もしかしたら、雇ったスタッフが撮って、それを記者に売ったのかもしれないし、そうは思いたくないけど・・・もしかしたら、ここの事務所の誰かが、売ったのかもしれない。
一応、ジニヒョンには話した。
もちろん、ヒョンもそのことに気付いていた。
けれど、同じ事務所内の人間だったら・・・・。
俺たちは誰のことも信じれなくなるだろう。
“僕は事務所のスタッフを信じたい”
そう言ったジニヒョン。
俺だって信じたい。
だから、とりあえずこの話は２人だけの秘密にしておくことにした。
次に何かあれば、俺は容赦なく、事務所の人間を疑うよ。
だって、雇うスタッフは毎回違う。
それなのに、また俺たちやスタッフしかいない場所での写真が流出すれば、それはもう、事務所のスタッフってことになるでしょ？
『ジョングク〜？』
黙ってスタスタと歩く俺に、首を傾げながらついてくるヌナ。
あぁ、もう。
俺はたまたま通ったところにたまたまあった自分の作業部屋にヌナを押し込む。
ほんと、たまたま・・・だよ？
『ねぇ、ジノ先輩が待ってるんじゃないの？』
JK「嘘です。ヒョンは用事が入ったから、２時間くらい、ヌナを任されました。
ヒョンが送っていけるまで、護衛でもしてろって。
俺、スーパーアイドルですよ。
なんで、アイドルがマネージャーの護衛してるんですか。」
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ガンちゅう(プロフ) - 更新が楽しみすぎます！ (2020年6月12日 23時) (
レス) id: cacb4f2dd6 (このIDを非表示/違反報告)
1003 Nina(プロフ) - 更新が待ちきれません！仕事が手につきません！今後の展開が楽しみすぎて何度も最初から読んでしまいます!!! (2020年6月10日 21時) (レス) id: 6627f3e1a1 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - 展開面白すぎ！！！！！！これからも応援してます！！！！！ (2020年6月10日 16時) (レス) id: b117263756 (このIDを非表示/違反報告)
baepehi(プロフ) - 天才ですか、、、、更新楽しみにしています！！！ (2020年6月10日 13時) (レス) id: 2475336dba (このIDを非表示/違反報告)
はしメイ(プロフ) - あぁそうだった。誘われて入ったんだった。。。そうじゃん(ノД`)失念してました (2020年6月10日 11時) (レス) id: 3deb5fbbfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年6月6日 21時
