65. ページ15
『でも、』
JK「いい加減、信じてよ。」
『だって、』
JK「何で信じてくれないの？」
だって、ジョングク先生。
ジョングク先生は私に会った時からずっと、
『キム・Aだからです！！！！！』
JK「・・・・は？」
ジョングク先生の勢いが弱まる。
それどころか、停止した。
顔が、何言ってるのこいつみたいな雰囲気を醸し出している。
『・・・ジョングク先生、私のことはキム・Aじゃないですか。
それって、ジョングク先生にとっての“A”は、あのAさんだからでしょ？』
泣きながらそう言ってやる。
自分でも、なんて子どもみたいなことを言っているんだと思う。
JK「・・・もう、何それ。」
ジョングク先生は小さく口角を上げたかと思えば、突然私をその場に優しく押し倒す。
・・・は？
いきなりのことに体を硬直させている私の上に跨り、唇を奪う。
・・・え？え？えええ？
目を閉じることなんて、できない。
驚きすぎて、文字通り固まっているのだ。
ジョングク先生は顔を離し、少しだけ目を細める。
ジョングク先生の顔はドアップで、しかもそれが私を見下ろしているとなれば、心臓は音が漏れそうなくらいバクバク言っている。
ジョングク先生の重みとぬくもりを少しだけ体に感じ、それがまた、今の状況が現実だと体に知らせる。
JK「A。」
『じょんぐっ、ん・・・・』
唇は再び塞がれ、人生３度目のキスだというのに、遠慮のない熱いキスに、すぐに酸欠になってしまう。
そのタイミングで唇は離れ、私は酸素を求めて勢いよく息を吸う。
『し、死ぬ・・・』
JK「キスで死ぬの？それは面白い死に方だね。
でも、Aがいなくなるのは嫌だから、鼻で呼吸して欲しいかな。」
ジョングク先生はまた笑って、唇を重ねる。
鼻で呼吸！？恥ずかしさと緊張とで、そんな器用なことはできない。
再び、酸欠になって、ジョングク先生の胸をバシバシ叩く私に、ジョングク先生は笑う。
『はぁっ、はぁっ、何するんですかっ！！』
JK「これで、分かってくれた？」
ジョングク先生は私を見下ろしたまま、目を細める。
JK「僕がどれだけAのことを好きでいるか。」
・・・・ん？いや、ちょっと待って。この男は今何を言った？
私を好き？
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(名前)れな(プロフ) - もーほんとに大すきなんです（涙）この作品に出会えて本当に私は幸せです. 生きる活力になってます！続きが楽しみすぎて続きを妄想してます笑笑 まゆうさんに、感謝しかありません、ありがとうございます、大好きです、愛してます、 (2020年1月29日 18時) (
レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
kanna - だぁぁぁ！！このお話好きすぎて星がいくつあっても足りません！毎回読む度に1番右のお星様を押させていただいています…が数が変わらないのです。ヽ(；▽；)ノでもこのお話ホントに大好きです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))これからも更新頑張って下さい！笑 (2020年1月27日 16時) (レス) id: c6dd1df907 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん（）さん» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年1月25日 8時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - 71話72話73話なのに71話23話73話になってます！ (2020年1月25日 0時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
名無し81828号(プロフ) - 今読んでるお話でダントツで面白いです！！ジョングク先生とのきゅんきゅんな日々楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！楽しみにしてます！！ (2020年1月20日 23時) (レス) id: 4b9ea0e9ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年1月14日 23時
