甘やかして溶かして食べたい。2【JN】 (ページ16)

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『オッパは凄い勘違いをしています。
私がオッパをフる？
そんなのありえません。
だって、私はオッパの笑顔が見たいんです。
私の考えてること、分かりやすいのではなかったのですか？
なら、私の考えてること、感じとってくださいよ。』

JN「え、ちょ、A怒ってるの？」

『そりゃあ、怒りますよ！！
私がオッパをフるはずないのに。
私はオッパが好きなのに、大好きなのに・・・
私はオッパがいいです。
この先、一緒にいるのはオッパがいい。』

最後らへんは涙で歪んでオッパの表情が見えない。

それどころか、次の瞬間にはオッパの温もりに包まれており、目の前は真っ暗だ。

JN「あーもう。本当に。
なんて可愛いの。
嬉しくて、涙が出てきたよ。」

オッパの声は少しだけ震えている。

JN「Aは僕のものってことでいいんだよね？」

『はい。私はオッパのものです。』

JN「もう、我慢しなくていいんだよね？」

『我慢・・・？多分しなくて大丈夫です。』

JN「・・・もう、手放してなんかやれないよ？」

『はい。ずっとずっと、私と一緒にいてください。』

オッパが少しだけ離れる。

言っていたとおり、オッパは目を真っ赤にしている。

『オッパ、泣き虫ですね。』

JN「ヤー、Aのことになると、どうやら感情のコントロールが効かなくなるみたいだ。」

ジニオッパは、優しいキスをする。

『オッパの声もオッパの匂いもオッパの手もオッパのぬくもりもオッパのキスも全部大好きです。』

JN「ふふ。じゃあ、今度こそ、Aを食べていい？」

『物理的にはダメですけど・・・オッパのお腹が壊れちゃうので。』

JN「なっ・・・本当に食べるわけないだろ！？」

『分かってますよ。
私は、オッパになら何されても良いですよ。』

JN「・・・もう、可愛すぎるよ。
なるべく優しくする。
けど、優しくできなかったらごめん。
後で僕を怒って？後でね？」

『ん。大丈夫です。
オッパ、私をたくさん、甘やかしてください。』

オッパの宣言通り、私はオッパにたくさん甘やかされ、溶かされ、そして食べられてしまった。

本当に、たくさん甘やかされたので、最後らへんにはオッパの愛で泣いていた。

この行為が、こんなにも甘くて幸せなものだなんて、初めて知った。

私は初めて人を愛し、愛されたのかもしれない。