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...
「もうのめな〜い。」
真っ直ぐ座ってるのもだるくて隣にいる直人さんの肩に頭を預けた。
「なおちゃんももうのめな〜い。」
「「ねぇ〜。」」
直人さんと頭をくっつけながら声をそろえる。
途中からカードゲームをやりだして負けた人が飲む。というやんちゃな飲み方をしたら一気に酔っぱらった。
「Aさんは俺が送って行きますね！」
岩さんがそう言って私のもとへ来ようとするのを臣さんがとめる。
「岩ちゃんいいよ。俺、Aさんの家知ってるから送ってく。俺んちから近いし。」
私のバッグを持って、行きますよ。と右腕を掴む。
咄嗟にその手を振り払って直人さんにしがみついた。
「やだやだ。」
「はっ？」
「Aちゃん、臣に送ってもらいな？」
困ったような声で直人さんが言う。
「だめだもん...彼女がいる人に送ってもらうのはだめだもん...」
「...いいから。」
そう言うとまた私の腕を掴んで立たせようとするから、冷静さを失った。
「っなんで...なんで私にかまうの？あの日だって...」
感情的になりすぎて他に人がいることを忘れてしまう。
あのベンチでの出来事を思い出して涙が溢れた。
「私は嬉しかったのに...臣さんの力になりたいのに...もういいっ！」
臣さんが持っていた自分のバッグをとって部屋から飛び出した。
私の名前を呼ぶ声がしたけど、振り返らず走った。
口に出してしまった言葉は止められなくて。
一方的に責めるようなことを言ってしまった。
「...きもちわるっ。」
走って余計に酔いが回り、道端にしゃがみ込む。
そして、静かに泣いた。
...
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あお(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます。満足していただけるように頑張ります。 (2019年12月18日 11時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 話が面白くて続きが楽しみです((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月17日 23時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - みーやんさん» コメントありがとうございます。かなりゆっくりになると思いますが最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2019年12月8日 0時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 初めまして！一気読みしてストーリーの純粋さが気に入って登録させて頂きました笑グイグイ行く岩田ｻﾝいいね〜私は臣くん推しだからこの先が楽しみです。焦らずゆっくりと素敵な作品作ってくださいね、更新お待ちしております (2019年12月7日 20時) (レス) id: fc5b4935bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2019年11月26日 23時
