翻弄されっぱなし ページ10
「はぁっ……はぁっ……」
耳に注ぎ込まれるチャンミンの息。
それすらも私の体を蕩けさせるには十分過ぎて。
左手はシーツの上で繋がれたまま。
君の右手が私の体を悪戯に這い回れば…後はもう何も考えられなくなる。
「んっ、んん」
「Aさん…声…聞かせて」
半分シーツに埋もれていた顔を強引に振り向かされて。
キスをくれるのかと思ったのに。
親指で唇を擽るだけ。
「あ…チャンミンっ…キス…」
すぐ目の前にある君の唇。
手を伸ばすことも叶わなくて、必死で舌を差し出すけど。
「キスしたら…声出せないでしょ？」って君は意地悪な顔をする。
「やっ、はあんっ」
「ああ…ｪｯﾁな声…それだけでイッちゃいそう…」
本当に？
さっきから君に翻弄されっぱなしで何がホントかわからなくなってる。
「チャンミン…お願い…」
「なに？」
「チャンミンの…顔が見たいよ…」
もう意地悪は言わないで。
キスも欲しいの。
「Aさん…」
後ろから頬っぺたにキスをして。
背中の温もりが離れていく。
「あ…チャンミン…」
自分がお願いしたのに寂しくて。
ずるりと抜かれたそれも恋しくて。
早く抱きしめて欲しいと何度も君を呼ぶ。
「Aさん…おいで」
気怠く体を起こして振り向くと。
ベッドの上に胡座をかいて両手を広げるチャンミンがいて。
「ん…チャンミン…好き…」
吸い寄せられるようにその手の中に飛び込んだら。
私たちはまたひとつに繋がる。
「チャンミン…チャンミン…あ…ん…」
「Aさん…キス…しよう」
そんなの言わなくたっていいから。
すぐにでもして欲しい。
「ん…は…」
今度は焦らされることなく与えられたキス。
待ちきれなくて私から君の舌を迎えに行く。
「ん…Aさん…余裕ないね」
そんなのとっくにだよ。
「チャンミン…好き…好き…ひっ、ああん…」
向かい合うこの体位はおっきな君のそれが深く深く奥に突き刺さって。
私の羞恥も理性も何もかもを奪っておかしくさせるの。
それなのにまだ君が下から突き上げてくるから。
「あっ、あっ、あっ、」
私は壊れた人形みたいに短い喘ぎを繰り返しながらグラグラと君の上で揺れるだけ。
「Aさん…僕…もう…」
いよいよチャンミンの声も切羽詰まって。
私を抱きしめたまま後ろへ倒すと、終わりに向けて激しく腰をぶつけてきた。
「あっ、チャンミン！ダメッ、くるっ！」
「っ、僕も、もうっ、あぁっ！」
私の体が激しく痙攣してチャンミンを強く締め付けた。
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檀(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) 覚えたてですぐスイッチ入っちゃうチャンミンなんですけど(´∀｀;) ベビードールも当然スイッチ入りますけど(笑)少し回数減らした方がいいのかな…というのが今一番の悩みどころです(^_^;) (2017年12月4日 10時) (
レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あらあら。後でベビードール見て地団駄。「はぁ。なんで早く言いませんか？」って。準備できなかったのはチャンミンのせいなのに(笑)。で、またスイッチ入っちゃう感じ？ (2017年12月4日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
檀(プロフ) - ちゃみゅさん» ちゃみゅさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) リアルにそんなチャンミン見られるなら少しぐらい寿命が縮んでも構いません(笑) この先もまたよろしくお付き合いくださいね。 (2017年11月13日 17時) (レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみゅ(プロフ) - マジで、リアルチャンミンのそんな姿を見てみたいですよ〜（≧∇≦） (2017年11月13日 15時) (レス) id: 58d29829e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檀 | 作成日時：2017年11月13日 12時
