１７話だよ ページ20
誰かから物をおくられたのは初めてですごく嬉しい
ここに来て良かったと少し思うようになった……
それ日をきっかけに柿と花が部屋の前に置かれるようになった
何ていう花か分からないけど、いつもおくられてくる花はすごくいい匂いがして、僕は気に入っている
柿はとても美味しくて、いつもこんのすけと食べている。たまに毎日のように僕に会いにくる三日月さん達にお裾分けした
こんのすけはおくられてくるたびに警戒している
「そんなに警戒しなくても…」
「主様は警戒心がなさすぎますよ！」
……怒られてしまった。
でも、特に危害を加えようとしているわけではないし、おくられてくる物は特に何か仕込まれているわけではない
だから、大丈夫だと思うようになった
「ほれ、はやく生けてやらんと枯れてしまうぞ」
結界のギリギリのところに、柿と花を置いて、三日月さんは障子から離れたところに腰をおろした
その様子を確認して、柿と花をさっと受け取った
今日の花はとても綺麗な色をしているなぁ
毎日おくられる花はいつも違う花で、いつもおくられてくる花を楽しみにしていた
花瓶の中の枯れてきた花を取り除いて、新しい花を入れないと…
そう考えていると、とても嫌な音が聞こえた
__ __ __ ブーン…
「わっ！？」
僕の持っている花に蜂がついていた
「うわっ！？まっ……むりっ！！！」
虫は平気な方だが、その虫が蜂なら話は別だ
刺されたら絶対に痛いっ！という恐怖がある
「む、むりっ！ヤバッ…だ、だめっ！」
反射的に柿と花をとっさに落として蜂から距離を取ろうとするが、何故かこっちに向かってくる。
何か怒られてしまったらしい
「主？どうかしたのか？」
僕の慌てた声を不審に思った三日月さんが声をかけてくる
この部屋にいたら危ない‼
もう選択肢なんてない
僕はダッシュで障子まで走り外へ飛び出した
「おっ⁉いやぁ、これは驚いたな。主の方から飛びついてくるとはな。」
外に飛び出すと僕を心配して部屋の前に立っている三日月さんに飛びつくような形で突進してしまった
三日月さん！そうじゃないんだ‼
「ちがっ！は、はやく！にげてっ！」
__ __ __ ブーン…
どんどん近づいでくる！
「……なるほど」
三日月さんは僕が慌てる原因に気付き、庇うようにその腕で包み込んだ。
「なっ、なにしてっ…！？」
これでは三日月さんが刺されてしまう‼
「主！！！」
三日月さんが刺されてしまうともがこうとしたら、聞いたことのない声が聞こえた
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動物になりたい(プロフ) - ありがとうございます！m(_ _)m (10月22日 10時) (
レス) id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！ (10月22日 9時) (レス) @page24 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
動物になりたい(プロフ) - 更新が遅くて申し訳ないです！これからも引き続き頑張って書きます！コメントありがとうございます！！書く励みにします！！ (10月22日 9時) (レス) @page23 id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
鳥月風花(プロフ) - この作品大好きです！応援してます！.。o○ (2020年3月27日 8時) (レス) id: 29ed657b53 (このIDを非表示/違反報告)
真鈴(プロフ) - 初めまして！このストーリーを読ませてもらっています！次の更新待っています！頑張ってください、応援してます！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: 9f5e33e110 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：動物になりたい | 作成日時：2020年3月20日 2時
