〚ヴィランズ手下〛マスターヴィランに捨てられた黒猫 (ページ9)

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ニャニャ ― ニャページ9

廊下を歩いている際、色々なゴーストが自分を歓迎した。
其のゴーストの中には知人…知霊が居たりもした。

「ルーファちゃん!久し振りねぇ!髪、切ったの??」
『はい、お久し振りです、Ms.シーンさん…髪は…まぁ、昔よりかは短くなりましたね、』
と、答えればMrs.シーンさんは笑いながらそんなに固っ苦しく喋らなくても良いのに!と、言うが此の要望には流石に答えられず、少し苦笑しながら流した。

◊

『此処が、自分の部屋…ですか、』
ルームキーの番号とルーム番号を記し合わせ、ルームキーを扉に差し込み、ガチャリと音を立て開けば、

『…掃除が行き届いてない、ですね……まぁ、仕方無いですか……』
と、少し不満を溢せば稲妻が走るような音が鳴り響き、驚きの余り目をギュッと瞑り少し経った後に目を開けば綺麗な部屋になった。

『…こう言うのは、先にやったほうが良いと思いますよ、』
と、呟くが其の声は静寂に飲まれた。
特にすることが無い自分は、椅子に座りながら、自分が幼い頃に拝借したハリソン・ハイタワー3世の日誌をパラパラと読み始める。