〚ヴィランズ手下〛マスターヴィランに捨てられた黒猫 (ページ31)

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うなぁ ~ ~ … ページ31

「あら、まさか本当にマスターヴィランに捨てられてたなんてね、」
驚きよ、と言いながら自分を見ながら言うこの人はMs.ヴィーラさん。
ヴィーラさんの発言にMr.ポライトさんがヴィーラ!失礼でしょう!と、軽く叱責していたが逆に此方にもダメージが入った気がするがまぁ、許そう。

『ポライトさん、自分がマスターヴィランに捨てられたのは本当の事ですし、良いですよ別に。』
と、言えばポライトさんはですが…と言っていたが自分は其れを遮った。

『今日の2回目のリクルーティングは自分とファージャさんと、ヴィーラさんとポライトさんの4人でやるんですね、』
「?なんやルーファはん、Vから聞いとらんの??」
『…自分はヴェールから有ると聞いただけで、自分と後もう1人と仲裁人が誰かって言うのは聞いてませんからね、』
そう言えばファージャさんは成る程な〜、と言ったかと思えば

「そいや、ヴェールはんは呼び捨てに対してウチには敬語?そんなん辞めや、ウチの事も気軽にファージャって呼んでや!」
と、言ってきたのでわかった、と言った。

「さぁ、話してないで行くわよ!」
……自分とファージャのリクルーティングの開始だ。

◊

『ハッピーハロウィーン、ハッピーヴィラ〜ンズ、』
と、少し気怠そうに手を振りながら言えばカメラを手にした人間は一斉に自分をカシャカシャと撮り始めた。

『(あー、やっぱりカメラにはまだ慣れないな〜…)』
と、思っているとファージャと打つかりかけた。

「ちょっと!!ちゃんと前見いや!!!」
と、人間の前ではそう言うが自分にだけ聞こえる声で

「ルーファはん、大丈夫なん?」
と、言ってきたので自分もファージャにだけ聞こえる声で

『…大丈夫だよ、ただ眠いだけ。』
と、言えばファージャはちゃんと寝へんとアカンよ!!と、背中をバシバシ叩きながら言った。
正直背中は痛かったが、ファージャの言う通りだな、と思いながら自分は再度リクルーティングに集中した。

◊

「ん〜…そうねぇ、ファージャのも似合うけれど…ルーファの方が似合いそうね…ルーファ、ちょっと。」
そう言い、手を伸ばすヴィーラさんに自分ははい、と返事をし自分の持っている黒猫の縫い包みを渡した。

「あら〜!やっぱりルーファの方ね!あぁ、後黄色の宝石がついたリボンに、新しいドレスを!」
と、ヴィーラさんの言葉にポライトさんがあぁぁ!Ms.ヴィーラ!予算オーバーです!!と、声を少々荒らげていた。
だがしかし、リクルーティングは成功したので良しとしよう。