〚ヴィランズ手下〛蜥蜴と鴉 (ページ10)

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好きページ10

リクルーティング初日1回目。
其の早朝_パーク内開園前_に、ラードルが1人散歩しているのを見付けた。

『おや、ラードルこんな早朝に…散歩かい?』
歩く姿も美しいね、と付け足したマルフィにラードルは嫌そうな顔をしながらマルフィを見て

「…ナルフィスト、随分と余裕そうですわね」
『余裕、とは?』
「言葉のまんまでしてよ、今日からまたリクルーティング再開、そして初日の一発目からな訳でしてよ？少しは…いえ、貴方が緊張するわけが無いですわね、」
ラードルが見せた少しの弱味にマルフィは少々驚きつつも、

『…まぁ、余裕は…有ると言えば嘘にはなるが、ラードルと一緒にリクルーティングを1番最初に出来るだったら、そんな事に緊張しないさ。』
「…相変わらず、私の事がお好き何ですのね、ナルフィストは。」
『当然だろう?何せ君は…私の隣りにいても可笑しく無い程の美しさを持っているからね…』
マルフィがそう言えばラードルは余計に嫌そうな顔をし、踵を返した。

『おや、もう帰るのかい?』
「ナルフィストさんのお陰で、散歩する気力が失せてしまいましたわ。」
と、ラードルが言ってもマルフィはふふ、と微笑むだけでラードルは余計にウザったらしいとマルフィの事を思った。