26.―貴方Side― ページ27
あれからとにかく走った。
途中で武道の意識が飛んでしまい、ドラケンがエマに電話をかけていたのをなんとなく覚えている。
みんなの動揺を察してドラケンは今日は解散とした。
後日、また集まって話をしようと。
少し時間が必要だと。
そのまま僕はまっすぐ帰宅した。
帰った後、パーの事で眠れなかった。
あの光景が頭から離れない。
そして同時に思う。
あの時、一番近くにいた僕は、パーちんを止める事が出来たんじゃないかって。
ほんとに自分が嫌になる。
現在時刻：午前７時
ブーブー
携帯が鳴る。
三ツ谷 〈A〉」
貴方 「タカちゃん...」
三ツ谷 〈ドラケンに聞いた。…平気か？〉
貴方 「うん...何とか」
三ツ谷 〈そうか…〉
貴方 「タカちゃん…」
三ツ谷 〈ん？〉
貴方 「…何も、出来なかった」
三ツ谷 〈…〉
貴方 「一番近くにいたのに、止められたかもしれないのに、止められなかった。パーを置いていけないって思ったのに、置いてきちゃった。パーちんが長内を刺す程思い詰めてた事、気づいてあげられなかった…！」
三ツ谷 〈Aは悪くねぇよ〉
貴方 「でもッ、」
三ツ谷 〈全部パーは覚悟の上でやった。それに、気づいてあげられなかったのは俺らも一緒だ〉
貴方 「…でも、…」
三ツ谷 〈てか、ちゃんと寝れてるか？〉
貴方 「............うん」
三ツ谷 〈その、感じ寝れてないないな。どのくらい寝れてない？〉
貴方 「...３日位...どうしてもさ、重なっちゃうんだ。あの時と...」
三ツ谷 〈じゃ、パーは何て言ってた？〉
パーちんが言っていた事…
貴方 「マイキーにごめんって。ぺーやんに参番隊を頼むって。…自首するって」
三ツ谷 〈うん〉
貴方 「…あと、僕にもごめんって。東卍を、マイキーを頼む、って…」
三ツ谷 〈だから、大丈夫だA〉
貴方 「え？」
三ツ谷 〈パーの事を信じろ。あいつは嘘なんかつかない〉
貴方 「うん」
三ツ谷 〈もし、寝れなかったら、俺に電話しろ。いつでも、出てやる〉
貴方 「ありがとう」
貴方 「…三ツ谷」
三ツ谷 〈ん？〉
貴方 「ごめん」
三ツ谷 〈謝るトコじゃねぇだろ？〉
貴方 「…ありがとう」
三ツ谷 「おう」
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あ - 自分の名前が所々で変わりすぎてようわからんｗ (8月14日 0時) (
レス) @page26 id: 41af40acae (このIDを非表示/違反報告)
か - 50メートル走世界記録いってね笑 (2023年3月18日 13時) (レス) @page1 id: e9484e914e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞蓮 | 作成日時：2022年11月24日 21時
