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保健室に向かっていったA。
浮き足立つかのようにスキップをしながら向かっていけば、保健室近くでキョロキョロしている小さな子供を見つけた。
「おじたーん、どこー?」
『おやおや?君、迷子かい?』
放っておくわけにもいかず話しかけるA。
その子供は、ライオンのような耳を生やしており、Aの方をジッと見上げたかと思えば、今度は目を輝かせてAを見ていた。
「ウサギさんだー!」
『おっと』
その子供がAの耳に手を伸ばした瞬間、Aは危ないと思い一歩下がる。
『えっと君、誰かを捜していたんじゃなかったのかい?』
Aがそう言えばその子供は「あっ」と声を漏らす。
「そうだった!あのね、おじたんに会いに来たのに、どこにいるのかわからなくなっちゃったの」
『それは災難だったねぇ。おじさんのお名前、教えてくれるかい?』
「レオナ・キングスカラー!3年生!」
『そうかいそうかい!なら私が君をおじさんのところへ案内してあげよう!
さぁ殿下、お手をどうぞ』
Aが手を差し出すと、その子供はAの手を取った。
「ウサギさん、おじたんのお友達?」
『名乗るのが遅れましたね。私はA・マクトウィスプ。
レオナくんとはとーっても仲が良いんですよ〜』
「そうなんだ〜。僕はね、チェカって言うんだ!」
『素敵な名前だ!……ところで、お付きの方々はどちらに?』
「おじたんに早く会いたくてみんな置いて来ちゃった!」
『これはまたお転婆な王子だ』
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ただの通行人さん(プロフ) - 一気見しました!更新頑張ってください! (2021年3月1日 17時) (レス) id: 7385924750 (このIDを非表示/違反報告)
ぎむれっと。(プロフ) - 一気に読んで来ちゃいました更新頑張ってください! (2021年3月1日 15時) (レス) id: 429885c0b2 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆 #アダマリLOVE(プロフ) - 続編おめです!!!これからも更新頑張ってください!! (2021年2月27日 9時) (レス) id: 1d165f129a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年2月26日 19時