前寮長はイカれたウサギでした３【ツイステ】 (ページ3)

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マジカルシフト大会当日。

今日までに色々と根回ししてきたAたち。

いよいよ今日がその決行の日。

朝から学園内では選手の入場待ちの一般客や出店で溢れかえっていた。

そんな中、準備が早く済んだAは、１人抜け出して出店を回っていた。

『この”たこ焼き”、とっても美味しいね！

中身の種を自由に選べるなんて、至れり尽くせりだ！』

「あ～、トビウオくん美味そうなの食ってんじゃん」

そう言って背後から声をかけられ振り返ると、そこにはリーチ兄弟がいた。

『やぁウツボくんたち。今日も元気にウツボだね』

「そういうAさんは、今日も元気にウサギですね」

ジェイドがそう言ってクスクスと笑う。

「この前は逃げられてしまってゆっくりお話もできませんでしたね」

『ハハハ、その話はもういいじゃないか。済んだことは頭から抜いていかないと、いずれ許容を越えて爆発してしまうよ』

「相変わらず面白い方ですね。お話していて飽きません」

その時、ケイトがAを探しにやってくる。

「あー！こんなとこにいた！もう～いきなりいなくならないでよね～

ビックリしちゃったじゃんか」

『ハハハ！それは済まないね！

それじゃあ君たち、このたこ焼きの残りをあげるから、こないだのことはどうか忘れておくれ。

では！』

Aはそう言うとフロイドにたこ焼きを押しつけてケイトに引き摺られながら行ってしまった。

「賑やかな方ですね」

「うげぇ。これ中身タコじゃねーじゃん。騙されたぁ」

「おや、キノコですね。僕がいただきます♪」