前寮長はイカれたウサギでした ２【ツイステ】

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放課後、学園内へ戻る途中。


Aは散歩がてら、運動部が使っている運動場辺りを通っていた。


するとその時、どこからともなく両サイドからマジカルシフトのディスクが飛んで来る。







「危なーい！」

「避けねーと怪我するぞー！……避けられるもんならな」





誰かが不適な笑みを浮かべながらそう言った。


ディスクがAに当たりかけたその瞬間、Aは得意の防衛魔法でディスクを木っ端微塵にしてしまう。






「は……？」


『おや、止めようとしたのに壊してしまったようだ。

ハハハ！バルガス先生に見つかる前に退散しよう！』






Aはそう言うと脱兎の如くその場から逃げ出した。


誰かが壊れたディスクを見て唖然としていた。







「＿＿＿＿え〜。運なさすぎでしょそれ」






今日の出来事を、談話室で紅茶を飲みながらケイトに話すA。







『そんなことはないさ。着地も成功したし、激辛スープも躱せたし、ディスクが当たって怪我をすることもなかった。

逆に考えれば、今日は実に運の良い日だと思わないかい？』


「Aくんってほーんとポジティブだよね〜」

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