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次の日のホームルームにて＿＿＿＿＿＿＿
「１匹、２匹、３匹……よし、全員揃っているな。ホームルームを始めるぞ。
今日は大切な話がある。
お前たち、わかっているとは思うが……ハロウィーンまで、あと１ヶ月だ」
クルーウェルがそう言うと、生徒らは盛り上がり始める。
「ついにハロウィーンだ。ずっとこの日が待ち遠しかったよ！」
「ハロウィーンをナイトレイブンカレッジで過ごすのが、ずっと夢だったんだ！」
「けっ。そんなに楽しみなもんかね」
『海と陸では考え方が違うからね。陸でのハロウィーンは楽しむものらしいから、安心していいよ』
Aが笑顔でそう言えば、ルカじゃ「ケッ」と吐き捨てて頬杖をついた。
「はあ……この時期はどいつもこいつも浮かれてかなわない。
ステイ！ビークワイエット！」
クルーウェルがそう声をあげれば、生徒らは静かになる。
「入学して初めてのハロウィーンだからといってはしゃぐな。俺の躾を疑われるだろう？
いいか。ナイトレイブンカレッジにおいてもハロウィーンはとても重要なイベントだ。
ハロウィーンの前一週間、通称『ハロウィーンウィーク』は……
生徒が主体となって学外者向けのスタンプラリーを開催することになっている。
各寮は学内施設を一カ所、スタンプラリーの会場として選び、ハロウィーンの飾り付けをする。
重要なのは、学外者は”誰でも自由に”このイベントに参加することができるということだ。
つまり、『ハロウィーンウィーク』の間は外部からの訪問客が学園内を歩き回る。
なぜこのように手間のかかる催しをわざわざ開いているかわかるか？」
「はいはい！わかったんだゾ！入場料をとってがっぽりもうけるためだ！」
「違う！参加者からお金をとるなど言語道断！学園内の見学は無料だ。
いいかお前たち、ナイトレイブンカレッジが今まで長い歴史を紡いでこれたのも……
この「賢者の島」に住む地域の皆様のご理解ご協力、そしてお前たちを育む温かな目があってこそ。
『ハロウィーンウィーク』は、地域の皆様にお前たちの躾の成果をお見せする大切な機会。
だらけた姿をさらさないように、気を引き締めろ！」
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ユノ - 話しの続きが気になる (2021年3月8日 15時) (
レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 一気に読み返しました。やっぱり面白いです (2021年3月2日 13時) (レス) id: 9cb0f7fda6 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉ(プロフ) - 一気に見てきました...ルカめっちゃ好きです (2021年1月23日 13時) (レス) id: d7f2fe2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - とても面白いです!更新,楽しみにしています。 (2021年1月17日 11時) (レス) id: 9b6a74f028 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - リクエストで夢主人公くん達がラップバトルをするシチューエーショウをお願いします (2021年1月15日 7時) (レス) id: fdd18ceb11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年1月14日 0時
