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夜の部となり、『UNDEAD』の本領を発揮する時間となった。
Aが『UNDEAD』の衣装の確認をしている間、零たちは今からの舞台の作戦を皆に話している。
「＿＿＿＿というわけじゃ。これはアドニスくんに任せようかの」
「わかった。できる限りのことをしよう」
「では、『fine』が戻ってくる前に、舞台上を我輩たちの熱気で埋め尽くしてやろうではないか」
「やっと思う存分に暴れられるってことだな！
姐さん！早くしてくれよ！」
『ふふ、夜になるとみんな元気になるんだね。
……よし、終わり。うんうん、全員カッコ良く仕上がったよ』
「くくく、段々衣装の手直しやヘアメイクも熟れてきたのう。
では、行ってくるぞ」
そう言うと零たちはステージへ飛び出した。
「おんや〜？なぜかもう始まっていますねぇ？」
『UNDEAD』がステージに登壇しパフォーマンスを始めると、日々樹が背後から現われそう言う。
『早くしないと、『fine』の出る幕がなくなっちゃうよ？』
「おぉっと！それは困りますね〜
すぐに執事さんたちを呼んでくるとしましょう！」
そう言って日々樹は伏見たちを呼びに姿を消す。
「はぁ……彼らあのパフォーマンスは、君仕込みかい？」
『たまたま前のパフォーマーさんたちが使っていた小道具を借りただけだよ？
使える物はなんでも使わないとね♪』
舞台上では、火の焚かれた長物を振り回し派手なパフォーマンスをする『UNDEAD』の姿。
観客はそれを見て大いに盛り上がりを見せていた。
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2023年3月7日 1時
