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１週間後。『オータムライブ』当日＿＿＿＿＿＿＿
「よし、全員集合してくれ。
『オータムライブ』本番を迎えるにあたって、気合いを入れるために円陣を組む」
「ついでに誰にも聞かれないように、顔をつきあわせてこっそり作戦会議するってわけだね！
全員集合って嬉しい〜、秀越学園では主にバラバラに行動してたから！
ねぇねぇ、あんず！フッシ〜や青い先輩たち、サポート要員のみんなもおいでよ！
全員で円陣を組もうっ、みんなの夢ノ咲パワーを結集して『Adam』に勝つぞ〜！」
『Trickstar』たちが円陣を組んでいると、舞台の音響の確認などをしていたAが戻って来た。
『みんなで円陣？若い子は元気でいいね〜』
「あはは！Aちゃん先生が朔間先輩みたいなこと言ってる〜」
「夫婦は似る…というやつでしょう」
『伏見くん、何気に私のことからかいにくるよね』
伏見はニコニコと楽しげな笑みを浮かべる。
「お疲れ様です、Aさん。
音響の調整はもう終わった感じですか？」
『まぁね。でも舞台の微調整とか、清掃、購買の管理とかもしないといけなくて』
「秀越学園、だんだん露骨にこっちを手伝ってくれなくなりましたからね。
いちおう当日までに、準備はもろもろ完璧に片付いたんですけど」
『サポート要員のみんなには、当日も走り回ってもらうことになっちゃったね。
のんびり『Trickstar』のライブを観戦する暇もないくらいに』
「それもまた秀越学園の……いいえ、茨の策なのでしょうね。
本当に感心するほど細かく手を打ってきます。相変わらず小賢しい」
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2023年3月7日 1時
