【あんスタ】貴方の愛を求めます６【朔間零】 (ページ13)

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「えぇ！Aさん、体調が悪いんですか？

それなら旅館に案内しますよ。伏見くんが先に行って、荷物の整理とかはすでにしてくれていると思うのでいつでも休めますし」

青葉が心配そうな顔でAの顔色を窺う。

Aは「大丈夫だよ」と困り眉で大袈裟に焦っている青葉を見て笑みを浮かべている。

「弓弦も来てるんスね。あいつだけ？

ってか、今旅館って言いました？俺らが泊まるのはホテルでしょ、言葉のあやですかね……？」

『そのことだけど、直前になって伏見くんがダメ出しして、みんなの宿泊先を英智くんの家が経営してる旅館に変更にしたらしいの。

ホテルに戻る時に伝えようとしてたの、混乱させてごめんね』

Aがそう言って顔の前で両手を合せながら謝る。

「ふむ。なぜか急に、あれこれ変更があったみたいだな。

どういうことだろう、また生徒会長が何か悪巧みしてるのか？」

「あはは。英智くん、すっかり悪巧みするキャラとして認識されてるんですね。

『Adam』と戦わなきゃいけないのに、英智くんのことまで警戒してたら身が持たないと思いますけど……

まぁ主役は君たちなので、お好きなように。

今回も君たちらしい、とびっきりの奇跡を見せてくださいね……『Trickstar』♪」