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「やっほおおおお！海だああああああ……☆
母なる海よ！俺たち生きとし生きるものたちを守り、慈しみ、育ててくれたお母さんよ！
会いに来たぞっ、夏の太陽のごとく魂を真っ赤に燃やした孝行息子たちが！
お母さあああああああん！元気ですかああああああああ！」
「うみ〜、ひろいな♪おおきいな〜♪
ただいまぁ〜☆」
「……何であのひとたち、このクソ暑いのにテンションMAXなんスかね？」
「あはは、海が好きなんでござろう」
「うう、すでに死にたい……。夏休みまで、このスチャラカな集団と一緒に行動したくなかった……」
浜辺では海に向かって謎の掛け声を上げるテンションが最高潮の者たちと、夏の暑さにやられている者たちがいた。
彼らこそ、『UNDEAD』が共演しようとしている『海賊フェス』の主催者、『流星隊』の５人だ。
３年の守沢と深海が海ではしゃいでいる間、１年生の南雲、仙石、高峯は暑さで参りかけている。
「ぷか、ぷか……♪」
「……おっと奏汰、服を着たまま海に入るな。
ここは学院内ではないからな、あまり奇行が過ぎると警察を呼ばれるぞ？」
「うみ〜、なまぬるい〜♪ぷか、ぷか……♪
たのしいですね〜、きてよかった。……うん？」
海に浸かりながら堪能していると、どこからともなく人が流れてきた。
泳いでいるとは言いがたく、まるで水死体のように浮かびながら流れている。
「おや、どざえもん……？
ちがいますね。これは、れい……ですよね？」
流れてきたのは、Aたちが探している零で、深海が零を見つけた瞬間、どこからともなく誰かが海に飛び込んできた。
『＿＿＿＿＿零ちゃんッ！！』
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2023年1月6日 13時
