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「本当に助かりましたぁ〜

Aさんもお仕事帰りだったのに、手伝わせちゃってすみません。

よかったら、冷たい飲み物でも奢ります」

『別にいいよ。社会人が学生に奢らせるわけにはいかないでしょ?

それに私、この後すぐに零ちゃんを回収しに行かなきゃいけないから。

この間から棺桶の空調が壊れてるとかで、一度家に帰りたいけど動く気力がないって電話が来てね』








「やれやれ」と呆れながらそう言うAに、青葉は残念そうに肩を落とす。







「そうですか……。

零くん、そういえば暑さには滅法弱いですもんね。

それじゃあまた今後にでも」

『うんっ、つむぎくんも熱中症とかには気を付けてね。

それじゃあ』








Aはそう言うと青葉とわかれ夢ノ咲へ向かった。


去って行くAの後ろ姿を見て、青葉は小さく溜息をついていた。








「はぁ……そうですよね。

結構勇気を出したつもりだったんですけど……」







暑苦しい気温の中、青葉はトボトボと帰って行くのだった。

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作者名:もぶピ | 作成日時:2023年1月6日 13時

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