今日:53 hit、昨日:14 hit、合計:35,280 hit
小|中|大
223 ページ23
「本当に助かりましたぁ〜
Aさんもお仕事帰りだったのに、手伝わせちゃってすみません。
よかったら、冷たい飲み物でも奢ります」
『別にいいよ。社会人が学生に奢らせるわけにはいかないでしょ?
それに私、この後すぐに零ちゃんを回収しに行かなきゃいけないから。
この間から棺桶の空調が壊れてるとかで、一度家に帰りたいけど動く気力がないって電話が来てね』
「やれやれ」と呆れながらそう言うAに、青葉は残念そうに肩を落とす。
「そうですか……。
零くん、そういえば暑さには滅法弱いですもんね。
それじゃあまた今後にでも」
『うんっ、つむぎくんも熱中症とかには気を付けてね。
それじゃあ』
Aはそう言うと青葉とわかれ夢ノ咲へ向かった。
去って行くAの後ろ姿を見て、青葉は小さく溜息をついていた。
「はぁ……そうですよね。
結構勇気を出したつもりだったんですけど……」
暑苦しい気温の中、青葉はトボトボと帰って行くのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
149人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もぶピ | 作成日時:2023年1月6日 13時