【あんスタ】貴方の愛を求めます５【朔間零】 (ページ3)

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「ゲッ、姐さん…」

『文句を言いたくなる気持ちもわかるけど、ちゃんと頑張った子にはご褒美もあるんだよ？』

「ご褒美だァ？」

Aは一枚のチラシを大神と乙狩に見せつける。

そこには、『海賊フェス』と書かれており、今日この場の浜辺で行われるイベントの詳細が書かれている。

『あんずちゃんが『流星隊』とこのイベントを企画しててね、本来は『流星隊』だけの仕事だったんだけど、『UNDEAD』も飛び入りで参加できるように調整してくれてるの。

衣装とかは今急ピッチで仕上げてるところだから、ライブまでには間に合う計算だよ』

Aがそう言うと、大神はあからさまに目を輝かせ元気を取り戻す。

「あぁん、『海賊フェス』だぁ？面白そうじゃね～かよ！

つうか善玉きどりの『流星隊』なんぞより、よっぽど俺様たち『UNDEAD』にお誂え向きじゃね～のっ♪」

『海賊フェス』に出られることが楽しみな様子の大神。

すると、羽風がやってきてAの肩に手を添え隣に立つ。

「はいはい。君たち、ぺちゃくちゃ駄弁ってないで働いてね～♪

Aさんも、早くこっちで一緒に接客しようよ。あっちに水着のレンタルがあるらしいし、着替えてきたら？」

『私はジャージでいいかな』

水着が見たいだけの羽風の下心を察したAは、笑顔で躱し羽風の手を軽く払いのけた。