【あんスタ】貴方の愛を求めます５【朔間零】 (ページ12)

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予定していた第１部の時間が超過するが、次の出番である『UNDEAD』の姿が未だに見当らない。

『あの子たち、どこに……』

呼びに行くべきかとその場を離れようとした瞬間、ステージ上に海賊衣装を身に纏った羽風が姿を現した。

「おぉ『UNDEAD』のっ、遅いぞ！

ふははっ、待ちくたびれてしまった♪」

「ごめんごめん。ちょっと、うちのクソガキどもが愚図っちゃってさ～？

『流星隊』は、後輩たちが従順そうでいいね～♪」

「うむ、俺の自慢の後輩たちだっ☆

おまえは、というか『UNDEAD』は大変そうだな！がんばれっ、ファイトだ！」

そうは言うものの、ステージ上には羽風の姿しか見当らない。

「よぉし、『UNDEAD』も準備万端らしいなっ？

舞台を明け渡さんとな、さぁ交代しよう！おまえたち、撤収するぞ！」

守沢のその言葉で『流星隊』の面々はステージ上から降りて行く。

「さぁさぁ、『海賊フェス』第２部『海賊』が始まるよ！

俺たち『UNDEAD』が『海賊』だからね～、本日の主役に惜しみない拍手と声援をちょうだいね♪

もちろん、女の子限定でね～♪」

羽風がそう言うと、女の子たちの黄色い声が響く。

しかし、その声の中に、怒りに溢れた雄叫びに近い声が混ざっていることに気付いた。