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『ただいま〜』

「おぉ、遅かったのう。迷子にでもなっていたのかえ?」







受け取ったお菓子を持って零たちのもとへ戻ってきたA。

羽風はあの後、用事があると言い帰っていき、この場には羽風を除く『UNDEAD』のメンバーとAのみ。







『今更迷子になるわけないでしょ。

それよりこれ、頼まれてたお菓子。りっちゃん特製スイーツだって』


「ふむ……これがかえ?」

「うわっ、なんだこのトドメ色の食いもんは!?つーか、食いもんかどうかも怪しいぜ」

「これがお菓子づくりコンテストで最優秀賞をとったというスイーツなのか……?」








凛月からもらったスイーツは、見るからにゲテモノ要素が満載のスイーツで、嘘でも美味しそうとは言えない見た目をしていた。







「A、おぬし凛月に嫌われるようなことでもしたのかえ……?」

『失礼ね、零ちゃんじゃあるまいし。

まぁ見た目はアレだけど、目を瞑って食べたらちゃんと美味しかったよ?

ほら、あーん』







カップケーキのようなものを零の口元に持って行き食べさせようとするA。








「あーん、じゃと……!?

A自らの手で食べさせてくれる日がこようとは……!

じゃ、じゃがこの見た目のものを口にするのはさすがに……

いや、これは我が最愛の弟が作ったもの、まずいわけがないっ!」

『いいからさっさと食べる』







Aは腕が疲れてきたのか零の口に無理やり突っ込んで食べさせた。

最初こそ嫌そうに食べていた零だったが、次第に美味しさに気付いて表情が和らいでいく。







「これは……ふむ、なかなかいける口じゃのう」

『でしょ?君たちも食べてみる?』








Aがそう言うと、大神と乙狩は全力で首を横に振った。

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作者名:もぶピ | 作成日時:2022年10月2日 23時

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