【あんスタ】貴方の愛を求めます３【朔間零】 (ページ22)

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「good night、陽気で厄介な『UNDEAD』たち。

まったく、君たちはいつも楽しそうで羨ましいよ」

「……「楽しそうで羨ましい」って、あんたは楽しくないのか？」

英智の発言がまるで、「楽しくない」と言いたげに聞こえたのが引っかかった明星は、思わず英智に問いかける。

それに対し英智は、いつもと変わらない涼しげな顔を浮かべている。

「さぁ、どうだろうね。

ともあれ、賑やかな連中が去ってくれたおかげで、話がしやすくなったね？」

「俺たちは、あんたと話したいことなんかないぞ。

いやまぁ、言ってやりたいことはいっぱいあるけど、ぜんぶライブの後にしよう。

でも、ひとつだけ確認させてほしい。北斗はどこだ？」

『fine』に移籍したはずの北斗の姿が見えず、英智をジッと睨み付ける明星。

「ふふ、僕の手のひらの中だよ、知っているだろう？

などと言えたら、格好もついたのだけどね。残念ながらそうではない。

周りを見渡してみなさい。君の探し物はいつでも「そこ」にある」

「えっ……？」

英智は明星の背後に目線を向けるので、その目線の先を追ってみれば、そこには『Trickstar』の衣装を身に纏った、氷鷹北斗の姿があった。