１１２ ページ12
『とにかく！まだ『DDD』は終わってないし、残りも頑張って勝ち上がってね』
「は〜い！」
『うんうん、良い返事……♪
お小遣いあげるから、これでジュースでも買っておいで〜』
「わ〜い！キラキラの５００円玉だぁ〜！
Aちゃん先生、だ〜い好きっ♪」
「なんか、いつの間にかスバルとうちの姉貴がめっちゃ仲良くなってる……」
そんな時、Aの後ろから双子の『2wink』が顔を出し、それに一同は驚く。
「あれ、『2wink』じゃん。いつからAちゃん先生の後ろにいたの？」
「ずっといましたよ〜？なにせ、俺たちはAさんに頼まれて、一役買っちゃいましたから〜」
「あんたたちも、マジで俺たちに感謝しなよ〜？」
『Trickstar』は「なんで？」と言いたげな顔で葵兄弟の話に耳を傾ける。
「Aさんに頼まれましてね。『最終的な勝利』のために俺たち『2wink』は捨て石になって、２回戦で『fine』と戦ったんです。
戦力を削いで、消耗させるためにね」
「舞台上を跳ね回って、撹乱したり演奏を邪魔したりしたね〜？
『fine』もかなり苛立ったみたいだし、無駄に疲れてるはずだよ？」
「おかげで、２回戦で敗退するわ、しばらくドリフェス停止処分になるわ……
アニキがはしゃぎすぎるからだよ。生徒会長に飛びついたりしたでしょ。
あそこまでやれなんて言われてないのに」
「あはは、何か騒いでるうちに楽しくなっちゃってさ〜♪
てなわけで今俺たちは、Aさんからその報酬をもらってたところなんだよね〜」
葵兄弟の手には、校内で出店されている屋台飯を両手いっぱいに抱えていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もぶピ
| 作成日時：2022年9月14日 1時
