【あんスタ】貴方の愛を求めます【朔間零】 (ページ3)

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３　本編ページ3

昼休みの時間、生徒会室にて昼食をとる零とA。

幼馴染みというだけで、それ以上の関係はない二人だが、お互いが居心地の良さを感じていた。

「お、カツサンドあるじゃん。美味そう～」

そう言って弁当箱から小さいカツサンドをとり満足げに頬張る零。

『好きなものばっかり食べないでよ』

「俺の好きなもんばっか作ってきてくれてんのは誰だよ」

サラダの中のプチトマトを持ちながらニヤニヤとAの方を見つめる。

Aはそっぽを向いてタコ型のウインナーを一口で食べた。

『そういえば零ちゃん、ちゃんと生徒会長の仕事してるの？

零ちゃんのことだし、やるときはちゃんとやってるんだろうけど……

あんまり蓮見くんばっかりに負担掛けちゃ可哀想だよ』

「俺といるときに他の男の心配か？」

『いや、真面目に。こないだも、「朔間さんはどこだ！？」ってものすごい形相で早歩きしてる蓮見くんのこと見かけたし』

Aがそう言うと零は楽しげに笑う。

「坊主は俺を見つけるのが下手くそだからなー」

『携帯くらい持ちなさいよ』

「えー。Aだけがわかってればよくね？」

「＿＿＿＿＿＿いいわけあるか！」

生徒会室の扉が開たと思えばそこにいたのは、先ほどから何度か名前のあがっている人物、蓮見敬人だった。

この者が、生徒会を発足させた本人である。