指定暴力団は１つじゃない【ツイステ】

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翌日、Aはクローとダガー、そして寝起きのルカを引きずってハーツラビュル寮へやってきた。






『ＮＲＣ新聞記者です。決闘を前に意気込みを聞かせていただけませんか？』


「アンタ、なんでいんの？」






Aは録音機を差し出しながら笑顔でエースとデュースに話しかける。

その後ろでは、メモをとるクローと、カメラを構えるダガー、そして寝起きで不機嫌なルカがいた。






「なんでオレらが決闘するって知ってんだよ」


『昨日”たまたま”図書室に赴いた際にお聞きしてしまいまして。

記者魂がうずいてしまいました』

「自制してくださいよ……」





ユウがそう言うがAはレコーダーを向けたまま笑顔でエースとデュースの言葉を待つ。





『さぁ、意気込みをどうぞ』





Aがそう言うと、エースとデュースは口を開く。





「そんなん、勝つ一択っしょ！」


『ほぉ……しかし相手はあのリドル・ローズハート寮長。

秀才の彼に勝つための作戦はあるのですか？』


「もちろんだ。何の策もなしに勝てるとは僕たちも思ってない」


『それはそれは。自信満々な様子ですね。お二人の健闘をお祈りしています。

決闘後、勝者にはインタビューの後、校内新聞に載せてもらいますね』


「おう！デカデカと頼むぜ！オレがリドルをぶっ倒して寮長になった様をよ！」






そう言うとエースたちは決闘場所である薔薇庭園に向かった。






「賭けようよ。どっちが勝つかさ」


「僕リドルさんに一票ー」

「俺も」

「二人とも賭けの意味知ってる？……Aは？」


『フフ、どっちが勝っても僕には美味しい展開さ』






そう言ってAは決闘場所に向かった。






「Aも答えになってないし」

「浮かれてんだろ」

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