指定暴力団は１つじゃない【ツイステ】

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それからしばらくして、ようやくマロンタルトが完成した。


みんなは出来上がったことの喜びと、慣れないお菓子作りで疲れ切った顔をしていた。





「それにしても、お菓子作りって時間かかるんだなー。

メチャクチャ疲れたぁ……」


『確かに。お菓子作りなんて初めてしたよ。さてと、早速出来上がったタルトの写真を……』





Aがそう言って写真を撮っていると、その場にもう一人増える。






「おつおつ♪おっ、タルト完成した？デコレーションかわいーね！

あ、君アズール君の弟くんだよね！」


『えぇ。貴方は？』


「ハーツラビュル３年の、ケイト・ダイヤモンド君でーす。けー君♡って呼んでね。

記念に１枚撮らせて！」






そう言ってスマホをかざしてくるケイト。しかしAはサッとその写真を躱した。






「え〜、なんで避けるの〜？」


『撮るのは好きですけど、自分が撮られるのは苦手なので』






Aはそう言ってケイトから距離をとった。

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