前寮長はイカれたウサギでした【ツイステ】

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「ふぎゃーーーー！！！生首お化け〜〜！！」






１年生達は目の前に突然現れた生首に驚き後ずさる。






『ウフフ。アルチェーミ、また身体を出し忘れているよ』


「おっと、教えてくれてあんがとー」







そう言うと、先ほどの生首の下から見えていなかった身体が出てきた。






「な、なんだ。ちゃんと身体もあるんじゃないか。

君は？」


「俺はアルチェーミ・アルチェーミエヴィチ・ピンカー。

猫のような、人のような魔力を持った摩訶不思議なヤツ」


「アルチェ……なんだって？」


「みんなチェーニャって呼ぶかねぇ。そこの白ウサギ以外。

少なくとも……そのヘンのヤツらとはレベルが違うぜ〜」


「また変な人が……」






チェーニャが現れ１年生たちは唖然としていた。





「先輩の知り合いですか？」


『ただの腐れ縁さ』


「酷いヤツだにゃ〜」






チェーニャはそう言うとAのうさ耳を触りながらくっついてくる。






「オレは暴君に理不尽な目にあわされて機嫌が悪いんだよ。どっか行け」


「リドルが暴君……フフフ。まあ、そう言えなくもないかもしれないけどにゃあ。

ちっこい頃からあいつは真面目なヤツだもんで……フフフ」


「なにか知ってるのか？」






チェーニャの口ぶりにデュースがいち早く反応する。






「知っとるといえば知っとるし、知らないといえば知らにゃあ」


「どっちなんだゾ」

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