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ユウside_________
目を覚ましたら見知らぬ土地にいた自分。
火を吐く狸に追いかけられたかと思えば、この学校の学園長だと名乗る人に出会い、今自分は不思議な鏡の前に立たされていた。
「汝の名を告げよ」
鏡の中に写る存在が、自分に語りかけてくる。
不思議なことに、自然と名前が口から出ていた。
「ユウです」
「ユウ……汝の魂の形は…………
___________わからぬ」
鏡がそう言った瞬間、辺りにいる人達はざわめき始める。
「この者からは魔力の波長が一切感じられない……。
色も、形も、一切の無である。
よって、どの寮にもふさわしくない!」
周りはざわつくが、自分はわけもわからずその場に立ち尽くすしかなかった。
「魔法が使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなんてありえない!
生徒選定の手違いなどこの100年、ただの一度もなかったはず。
一体なぜ……」
動揺している学園長の隙を見て、火を吐く狸が縄から抜け出していくのに気付いた。
「だったらその席、オレ様に譲るんだゾ!」
「あっ待ちなさい!この狸!」
狸は捕まるまいと、青い火を吐きながらこの広い部屋中を逃げ回り始めた。
部屋中に広がっていく炎が、自分の方へと向かってくる。
夢であったとしても、焼け死ぬのはごめんだ。逃げようとしたその時________
『おぉっと、危ないから動いちゃダメだよ♪
大丈夫、私の後ろにいなさい』
「え……ウサギ……?」
自分はその人の頭についているうさ耳がどうしようもなく気になって、助けてくれたお礼すら言えなかった。
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紫苑(プロフ) - 主人公くんの性格、凄い好きだなあ、、、、、比較するのは申し訳ないけど、文.ストのゴゴリくんに似てる (12月30日 20時) (レス) @page37 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
もぶピ(プロフ) - 白昼夢さん» そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます! (2021年2月21日 16時) (レス) id: 0047443565 (このIDを非表示/違反報告)
もぶピ(プロフ) - ウィルゴ・パルテノスさん» コメントありがとうございます。大元のモチーフは白うさぎのつもりです。 (2021年2月21日 16時) (レス) id: 0047443565 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 主人公がいいキャラしてますね!!好きです!更新頑張ってください、応援してます!!! (2021年2月21日 14時) (レス) id: 516c044665 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 夢主人公くんの元ネタ白兎がモチーフですか (2021年2月21日 12時) (レス) id: fdd18ceb11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年2月20日 21時